リアル「ちゃぶ台返し」が爽快すぎ 家電、家具を破壊してストレス発散…しかも映えると話題

 ご存じだろうか、名作「巨人の星」の星一徹ばりに、本物の「ちゃぶ台返し」ができるという日本初の場所があることを。大阪・難波にあるクラッシュバー「U2」だ。ストレス発散専門店として昨秋にオープンしたところ、TikTokやインスタで映えるスポットとしてSNSなどで拡散。待ち時間もできるほどらしい。はたして、ちゃぶ台返しの爽快感はいかほどか。40代のおっさん記者もやってみた。

 お店は難波のど真ん中、昭和のレトロ感満載なビルの地下一階だ。以前は「廃虚バー」だった場所らしく、コンクリートむき出しの室内は非日常的な雰囲気が漂う。ちゃぶ台返しのコーナーに向かうと、茶わんに皿やビール瓶が置かれたリアルなちゃぶ台が畳の上に。なんだかシュールだが、ものすごく欲をかきたてられる。殿様のような衣装とカツラも貸してくれるというので着用し、ゴーグルをつけスタンバイOK。それでは、さっそく-。

 「ばっかもーん!」

 お店の方に撮影をお願いしたので、心の中で静かに叫びながら一気に返すというか、ぶちまける。皿や瓶が壁へと飛んでいきガッシャーン。無残に散らかった皿たち、そして裏返ったちゃぶ台…。全力でひっくり返した疲労感と、いけないことを思い切りした達成感が残る。「巨人の星」の作中で星一徹がちゃぶ台返しをしたのは実は1回とかいう話はさておき、これ、超気持ちいいです。

 「皆さん、すごくいい笑顔をされます」。そう話すのは同店を運営する代表の加藤忠信さんと白山敦司さんだ。アメリカ発の破壊系エンタメを楽しめるストレス発散専門店として、昨年9月にオープンさせ、より手軽に楽しめるようにと10月から「ちゃぶ台返し」をスタート。料金は1回1000円からで、割れ物の数によって値段が変わるシステムだ。

 「お客様の8割が女性で、やっぱり映えるのか、動画や写真を撮影されていかれます」。全部で3つのサービスを提供しており「破壊エンタメ」は、廃棄品となった家電や家具、割れ物を金属バットや鉄パイプでたたいたり、投げつけたりして粉々にするシンプルなコース。料金は重量5kgで1800円から。ブースの奥には、先人たちに破壊され尽くした残骸が。また「エアガン」はハンドガンやマシンガンで皿などを撃ち倒すというコースで、BB弾200発と的3枚がつく1回1000円から。「だいたい最後はマシンガンで乱れ撃ちされてます」と2人は笑う。

 安心して楽しめるように防護服やヘルメット、手袋、安全靴も完備。オープンから、のべ900人ほどが利用しているが、ケガ人はゼロ。関東や海外から体験しに来たり、女子会や忘年会で利用されるケースも。年齢層も子供から5、60代まで幅広いというが「100%笑顔で帰っていただいています」とのこと。確かにその気持ち良さ、恐るべしだった。

(まいどなニュース/デイリースポーツ・石川 真之)

【店名】U2 unusual underground

【住所】大阪市中央区難波千日前1-22 日宝河原町会館B1

【電話番号】06-6537-7082

【ホームページ】https://unusual-underground.com/

【公式ツイッター】https://twitter.com/u2_uu_

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