耳寄り健康情報、地蔵が教えます 長野県佐久市発・Twitterでもできる地蔵健診とは
「熱は朝になると、治っていなくても一旦下がることがよくあります。前日の夜に熱がある場合は、注意して経過を見なさい」
「『COPD(慢性閉塞性肺疾患)』は、たばこ病といわれます。煙の有害物質を長期間吸い込むことで、肺に炎症が起こるのです。40代以上の喫煙者は検査しましょう」
ははァ~ッ!ありがたや、ありがたや…。(土下座)
お地蔵さんにお参りすると、健康に関するありがたいお告げをいただける企画「地蔵健診」を長野県佐久市が始めました。健康長寿のまちとして注目される佐久市といえば、寝込まずに大往生することを祈願する「ぴんころ地蔵」が有名ですね。さすがに遠すぎて行けまへんわァ、という人は、なんとTwitterでも簡単にお告げを聞くことができますよ。
歴史ある地域医療と先進的な包括ケア体制を備えていることを強みに、移住施策に力を入れる佐久市。地蔵健診の企画は、こうした特色を多くの人に楽しみながら認知してもらうために生まれたそうです。
具体的な内容は、地元の成田山薬師寺の参道にあるぴんころ地蔵にお参りすると、参拝者によって異なる内容の健康に関するお告げを聞くことができる「地蔵健診」、ぴんころ地蔵の隣に設置された「健診おみくじ」、そしてTwitterのぴんころ地蔵アカウント(@pinkoro_jizo)の3つ。Twitterでは、アカウントをフォローしてお祈りマークの絵文字を送ると、即座にお告げが返ってくるという仕掛けになっています。
お告げは約100種類あり、佐久市で勤務する医師3人が監修しています。ちなみに冒頭のありがたいお言葉は、実際にやってみた結果です。
佐久市のぴんころ地蔵で地蔵健診があるのは、2月8日、3月14日の2回の予定。お告げは地蔵の近くに設置したスピーカーから聞こえてきます。
この他、レプリカの小さなぴんころ地蔵が、東京で営業する長野県ゆかりの飲食店などに登場。こちらも前に人が立つとセンサーが反応し、お告げを自動再生する仕組みです。3月15日以降は、JR佐久平駅に併設されているプラザ佐久・物産ふれあい処に設置される予定とのこと。気になる人は試してみては。
(まいどなニュース・黒川 裕生)
■地蔵健診 https://www.city.saku.nagano.jp/outside/citypromotion/jizou/