そのごみ、捨てるの待った!廃品の中から歴史伝える貴重な古新聞が大量“出土”
ノーベル賞作家川端康成の自殺(1972年)や、終戦を知らぬままフィリピンのルバング島に約30年残留し続けた小野田寛郎さんの救出・帰国(1974年)、プロ野球王貞治選手の通算本塁打世界記録達成(1977年)、歌手美空ひばりの死去(1989年)など、今なら教科書で見るような歴史的事件を報じる古い新聞紙面の画像が突如、Twitterに大量投下され、注目を集めている。
投稿したのは、粗大ごみを扱う仕事をしているというジーパン®︎さん(@Mokkosu39 )。数日前に引き取ったごみの中に一際重い段ボール箱があり、気になって開けてみたところ、一番上に連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤元死刑囚が犯行を自供したという号外が入っていたという。
ジーパン®︎さんは普段からレトロなグッズや新聞を集めていたため、「どうせ捨てるなら」と持ち帰ってあらためて中身を調べてみたところ、誰かがコレクションしていたとみられる古い新聞の束が出てきたそうだ。
42人が亡くなった信楽高原鉄道の列車衝突事故(1991年)を報じる5月15日付朝刊一面トップ記事は、事故車両から救出される人の姿を捉えた写真が大きく掲載されている。隣には千代の富士引退、現総理安倍晋三氏の父安倍晋太郎氏の病状悪化(掲載された日に死去)を伝える記事も並ぶ。
今の天皇皇后両陛下の婚約を報じる記事(1993年)には「皇太子妃に小和田雅子さん」と大きく見出しが掲げられ、「29歳外交官、8年越しの恋」「ご結婚5月か6月」などの小見出しが躍る。
今年で発生から四半世紀となった阪神・淡路大震災(1995年)の第一報、1月17日付の夕刊もある。まだ被害の全貌が明らかになっておらず、見出しには「死者200人超す」とある(最終的には6434人)。写真は神戸市東灘区の阪神石屋川駅付近。電車が横転している様子や、一帯が火にのまれている状況が記録されている。
どの記事も「ものすごく古い」というわけではないが、昭和40年代以降の記憶に残る出来事を報じる、新聞の生々しい存在感は圧倒的だ。ジーパン®︎さんは「最近は遺品整理などで貴重なコレクションがたくさん捨てられています。ご遺族は興味がなくても、誰かに譲ったり、ネットオークションに出したりするなど、一度考えてほしいです。そうした方が故人も喜ぶと思います」と話す。
今回“発掘”されためぼしい紙面は、博物館などの施設への寄贈を考えているそうだ。
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