ミートボールが丸く焼けないなら、たこ焼き器を使えばいいじゃない!?目からウロコの作り方を試してみた

 老いも若きもお弁当の友といえばミートボール。…かどうかは分かりませんが、あれ、どうもうまく丸まらず、ミニハンバーグのなれの果てのようになるのは、私だけでしょうか。でも、どんな人でもまん丸に焼ける目からウロコの方法が、SNS上で話題です。

 それは某有名たこ焼き屋でバイト経験もある騒風改(@Aleetheia)さんが今月15日にツイートしたもの。なんと、たこ焼き用鉄板(もしくはたこ焼き器)を使うというのです。これまでに1.8万リツイートと5万いいねが寄せられ、「その発想はなかった!」「たこ焼きより難しい」とリプライも相次いでいます。

 確かにどっちも丸いけれども…なんでまた。直接聞いてみました。

 -なぜたこ焼き用鉄板を?

「ミートボールの、『丸める→焼く』の一連の作業が、一人だとどうしてもスムーズにいかず、丸めているうちに、焼き途中の物が自重でひしゃげて形がいびつになってしまって…。ならばたこ焼き鉄板を使ったらどうだろう、と思ったのがきっかけですね」

 -たこ焼き屋さんでもバイトをされていたとか。

「ええ、3カ月ほどですが…」

 -コツはありますか?

「鉄板の窪みに一度に入れる量を欲張り過ぎないこと。しっかり表面が焼き固まってから返すこと。それから、使う肉は染み出す脂が少ない赤身の挽き肉の方が良いと思います。あと、これが一番肝心ですが、くれぐれも生焼けに注意してください。串を刺すなどして確かめてもいいかと。もちろん、焼いてから更に煮込んだりする場合は表面が固まった程度で構いませんが。量の調節を除けば液状のタネを注いで焼き固めていくたこ焼きよりは簡単かと思います」

 -目からウロコと話題です。

「この方法をツイートするのは、実は今回で3回目ですし、私が初めて思い付いたというわけではなかろうと思っていたのですが反響は大きかったです。料理の師匠である実家の母には写真を見せて感心を得られましたが、私自身は独り身で、近辺に料理に興味を持つ人間といえばこの母ぐらいなので、ただただびっくり、唖然とするばかりです」

 とのことでした。ちなみに騒風改さんのお母さんは、こんな方法によらずとも一人で見事に丸く焼き上げるそうで、コツは「こまめにフライパンを揺すり、転がし焼く」ことだそうです。さすが師匠、熟練の技。騒風改さんも「母にはかないません」と話します。

 ということで、何ごとも挑戦。実際に晩ごはんに試してみました。「たこ焼き用鉄板でミートボール」というだけで、子どもはテンションだだ上がり。タネをこねて、熱したたこ焼き用鉄板に油をひき、ツイートの量を参考に入れて待つこと数分。香ばしいお肉の焼ける匂いが広がります。周囲の色が変わってきたらひっくり返して、肉汁がしみ出してきたら出来上がり!ちょっと野菜の切り方が粗かったものの…確かに、まん丸です!!

 熱々のミートボールに、たこ焼きのようにソースを掛けたりケチャップを掛けたり、大人はポン酢でも。たこ焼きに比べ、少し焦げの処理が大変ですが、新型コロナの余波で長すぎる春休みの刺激にしたり、パーティーに取り入れたりすると、ワイワイ面白いかもしれません。もちろん、作りすぎても冷凍しておけばお弁当や他の料理にもすぐ使えて便利です。

 たこ焼き器を使ったベビーカステラとかもありますが、なんてポテンシャルの高さ…!今回のツイートには「たこ焼き機は、世界に誇る日本の技術の粋!!」なんてリプライもありましたし、関西以外の方も、外国の方も一家に一台たこ焼き器(か鉄板)どうですか?

(まいどなニュース・広畑 千春)

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