神戸の北神急行電鉄、市営化で萌えキャラどうなる!?…SNSもグッズ販売も3月末で終了
「明日、2020年3月31日を持ちまして、北神急行電鉄【公式】のアカウント運用は終了いたします」
ガビーン!!!
6月1日から神戸市営になる北神急行電鉄(神戸市北区)のTwitterアカウントが3月30日18時すぎに突如、悲しいお知らせを投稿した。2014年秋に誕生したオリジナルの萌えキャラ「北神弓子」などを駆使した巧みなPRで人気の北神急行。実はFacebookも3月31日13時で閉鎖することが予告されているほか、谷上駅でのオリジナルグッズ販売も同じ31日で終了するため、ファンの間では「北神弓子どないなってしまうん?」と不安と動揺が広がっている。
■市営化を前に切ない動き…
「終わりは、次の始まりです」
「引き続き、神戸市交通局の北神線を応援よろしくお願いいたします」
こちらは3月30日のFacebook「最後」の投稿である。翌31日13時でFacebookを閉鎖すること、そして6月1日からは神戸市交通局の北神線として新たなスタートを切ることを明るく報告していた。
一方、Twitterではこの日、谷上駅のショーウインドウ内に設置していた鉄道模型を撤去する様子を投稿。すでに2月下旬には、グッズ販売を3月いっぱいで終了することを予告するなど、ちらほらと“店じまい”の雰囲気を匂わせてきた末の急展開だった。ちなみにグッズはもう「テクテク電車」しか残っていない。
■「中の人」に訊いてみよう
北神急行さん、いろいろどないなってまんねん。SNSの「中の人」としておなじみの青木武司さんに連絡を取って確認したところ、「実は私、4月1日付で異動するんです」とまさかの回答が。青木さんがSNSの担当から外れる上に、現時点では後任がいないため、Facebookに関してはいったん閉鎖、Twitterは4月1日以降、もともと青木さんが個人で運用していた「デネブ」名義に戻して再スタートすることになったという。デ、デネブ…なんでや…。
では、俺たちの北神弓子さんは?各地の地方鉄道や温泉などとのコラボ、積極的なグッズ展開など、バーチャルとリアルの垣根を越えた活動で存在感を示してきたみんなの北神弓子さんは?まさか引退してしまうのでしょうか?
「大丈夫、ファンの皆さんの熱い思いは神戸市交通局にもちゃんと届いています。慌てずにこれからの展開を待っていてください」
頼むで。
「SNSの運用を通じていろんな人との出会いがあり、たくさん助けてもいただきました。本当に、感謝しかありません」と別れを惜しむ青木さん。ありがとう、我々もあなたのことは忘れません。さようなら…。
(まいどなニュース・黒川 裕生)