50周年じゃなくて50億周年でした!「恐竜も遊んだ」「鳥獣戯画に登場」などトミカに新事実続々
「2020年で誕生から50周年」とされてきたタカラトミーのミニカー「トミカ」が、正しくは50周年ではなく、5,000,000,000周年を迎えていたことが1日、関係者の話でわかった。最新の研究から、50億年前の隕石やジュラ紀の小型恐竜の足跡、12万年前の地層などにもトミカが存在した痕跡が認められたことから判明したという。隕石の中からトミカを発見した研究員は「目を疑った。しかしこの特徴的なタイヤはトミカである事実から逃れられない」と困惑しつつも興奮を抑え切れない様子だ。
Twitterでタカラトミー(@takaratomytoys)が【大事なお知らせ】を投稿したのは、日付が4月1日に変わったまさにその瞬間であった。
「『2020年でトミカは50周年を迎える』とお伝えしてきましたが、最新の研究結果によりトミカは今年で『5,000,000,000周年』を迎えていたことが判明しました。今から24のその歴史的証拠をご紹介します」
天地がひっくり返るほどの衝撃的な“お知らせ”に世界が震撼…するでもなく、「60億歳なので最初から見てました」「その研究をしたのは私の父なんです」とTwitterでは誰もがやけに心得た反応。そう、これは言うまでもなくエイプリルフール企画で、今年は24時間で24個の嘘を投稿していくらしい。タカラトミーは2015年からこうした“遊び心”でファンを楽しませてきており、毎年この日を心待ちにしている人も少なくない。いや、正直なところ、かなり多い。
隕石に端を発した「歴史的証拠(嘘)」は、4月1日15時現在、ほぼ1時間ごとに新事実が公表され続けているという未曾有の状況。永久凍土層からマンモスと一緒に見つかったり、トミカのタイヤで模様をつけた縄文式ならぬ「トミカ式土器」の存在が明らかになったり、「中臣鎌足(なかトミのカまたり)の名はトミカに由来する」という新説が提示されたりと、50億年にも及ぶ歴史の重みとトミカの存在感の巨大さを、前代未聞の事実の積み重ねによってあらためて印象づけている。嘘だけど。
新型コロナウイルスの感染拡大により、深刻なムードが日増しに色濃くなる中、「例年通り実施するかどうかはギリギリまで悩みました」と担当者。それでも、外出を控えて家の中で過ごす人たちに、玩具メーカーとして明るいエンタテインメントを提供することも大切な役割だと考えたという。トミカ、落ち着いたら50億個買います。
(まいどなニュース・黒川 裕生)