パチンコ店が休業で…アルコール入りウエットティッシュが買えたってマジ!?マスク行列も減

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、緊急事態宣言が出された都府県では、外出8割減を目指し休業要請を出す自治体が相次いでいます。大阪府では、何かと非難もされていたパチンコ店も対象に。その結果、思わぬ効果が現れたそうです。

 大阪府内に住む幸さん(仮名)は、自宅で寝たきりの母を介護しています。母は病気が進行して体力も落ちており「自分が感染するわけにはいかない」と気を配ってきましたが、マスクは店頭から姿を消し、今は医療用マスクを布で覆い、使い回しているそうです。

 近所のドラッグストアには毎朝、マスクや除菌ができるアルコール入りのウエットティッシュなどを求める人で長蛇の列。なぜか、高齢者で男性が多かったそうです。週に何度か幸さんの母の元に来てくれる訪問看護の看護師も並んだそうですがダメだったとか。ドラッグストアはあまりの混雑に朝一番でのマスクの販売を取りやめました。

 ですが、大阪府がパチンコ店の休業を強く要請した翌朝の14日、劇的な変化が。ドラッグストアの近くにあるパチンコ店も休業になり、毎朝あれほど並んでいた高齢男性の姿が消え、店内にはウエットティッシュも残っており、幸さんも1週間ぶりに買うことができたそうです。

 「朝一番のマスク販売を取りやめた効果もあるのでしょうが…あの人たちはパチンコ店に行くついでに朝早く家を出て、ドラッグストアに並んで、マスクとウェットティッシュを買ってパチンコをしてたんでしょうね…」と幸さん。「看護師さんら、医療関係者でも手に入りづらくて苦労してるのに…と思うと、腹が立つやら情けないやら…。もちろん、パチンコが全て悪いわけではないんでしょうけど…、どう考えても3密だし、もっと早く休業要請を出してくれていたら、とモヤモヤしてしまいます」

(まいどなニュース・広畑 千春)

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