新型コロナウイルス感染拡大を抑制するため、なるべく外出しないことが呼び掛けられている中、「そんな今だからできることがある」と前向きに考え、世の中を明るくしようという関西発のプロジェクト「#イマデキ」が始まった。在阪メディアと取り組みに賛同するパートナー会社などが、各媒体やTwitterなどを駆使して「今できること」を発信することで、ポジティブな空気をつくり出していくという。

プロジェクトでは、例えば「ジムに行けない」「店を休業しなければならない」「飲み会ができない」といった新型コロナによる負の影響を、「家で手軽にエクササイズ」「新しいサービスの開発」「家族と過ごす時間が増える」と発想を転換してプラスに捉えるよう提案。「何もできない、わけじゃない」「むしろ、今だからできることが、きっとある」とした上で、「一人ひとりの前向きな気持ちが、世の中を明るく変えてゆく」「少しでも、一歩ずつでも、今できることを」とのメッセージを掲げる。

大手広告代理店などでつくる実行委員会はすでに、「#イマデキ」の特設サイトとTwitterアカウントを開設し、少しずつ情報発信を始めている。今後はプロジェクトに参加する情報番組やCM、各局のマスコットキャラクターを使った「#イマデキ」のPRを展開するほか、お笑い芸人やタレントを巻き込んだ企画、コンセプトを反映したスポンサー企業によるサービスの提案なども取り入れながら、関西から全国へと波及効果を狙っていくという。

実行委は「状況は刻々と変化しているが、『#イマデキ』は平常時にも通じる普遍的なコンセプト。2020年以降の日本を、そして世界を豊かにしていく考え方だ」として、幅広い参加を呼び掛けている。