家具店のコロナ対策「Zoom接客」スタート スタッフがオンラインで家具選びサポート

新型コロナウイルスの影響で外出できない日々が続く中、アウトレット家具専門店「プラスリビング」を展開する万歳家具(愛知県)が、自宅にいながらにしてお店の家具を選べるサービス「家具屋のZoom接客」を始めた。オンライン会議や飲み会で注目される会議アプリ「Zoom」を活用し、スタッフが家具選びをサポート。気に入った家具があれば一時取り置きすることで、来店時の滞在時間を大幅に短縮しようという試みだ。

プラスリビングは愛知、岐阜、三重、長野の4県で計5店舗を展開。感染拡大防止のための在宅勤務が浸透し、全国的に家具需要が高まっている半面、実店舗で商品をじっくり吟味するのは難しい状況を踏まえて企画したという。

接客時間は毎週金、土、日曜日の13時から18時。Zoomアプリで指定のURLに接続すると、定期的に回遊しているスタッフが、どの家具を見たいかという要望や質問に答えてくれる。同時に複数のユーザーがいる場合は、1人ずつ対応する。Twitter(@plusliving_)のDMでの予約もできる。

店舗の接客をオンラインで行うことが目的のため、全国配送などは受け付けていない。ただ、関係者は「実店舗を持つ必要がある企業の新型コロナ対策として、このZoom接客は解決策のひとつになり得る」としている。

(まいどなニュース・黒川 裕生)

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