コロナで弱った心をイケメンと涙が癒やす? 俳優の卵たちも収入激減…オンラインサービス開始

 新型コロナ特措法に基づく緊急事態宣言の延長方針が今日4日に正式決定されるとか。長引く外出自粛や先行きへの不安が募りますが、そんな気持ちをイケメンたちとともに涙を流してデトックスしてみませんか。

 「涙活」をプロデュースする「たきびファクトリー」(東京都)の企業向け福利厚生サービス「イケメソ宅泣便(たっきゅうびん)」が、期間限定で個人向けに行うオンラインサービス。通常は、企業の福利厚生サービスの一環として、俳優の卵やモデルらが泣ける話や動画、音楽などで「一緒に泣く」ことで社内のコミュニケーションを円滑にするなどの効果があるのだそう。ただ、コロナ禍が深刻化する中、企業からの依頼も激減。一方で、舞台の中止・延期や飲食店などの休業も相次ぐ中、困窮するイケメソたちも出て来たことから、オンラインサービスに挑戦することになったそうです。

 プロのファゴット奏者として活動しながら、舞台俳優やモデル、声優としても活躍する後藤亜蘭さん(28)もイケメソの1人。出演する舞台も2月以降はお客が減り、4月には中止や延期に。モデルの撮影は屋外で少人数のため細々と続けていますが、バイトをしていた飲食店も4月中旬から休業中といいます。それでも「できることを探したい」とオンラインライブやテレワークでの合奏やレッスンにも挑戦していますが「仲間うちでは舞台もエキストラも、飲食店のバイトも完全になくなり、家賃も払えないという人も」とも。

 「泣きたいけれど泣けないという人も少なくないはず。でもコロナと闘うためにも、一度気持ちをはき出して、前を向くきっかけにしてもらえたら」と同社の寺井広樹さん。ウェブ会議アプリを利用し、通常の「イケメソ宅泣便」と同様にイケメソたちと一緒に泣き、涙をぬぐってもらう「頬ポン」も体験できるという。5月31日まで。料金は「コロナに負けるな」にちなみ5670円(企業向け7900円)。

(まいどなニュース・広畑 千春)

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