新型コロナで「中伊勢温泉郷」継続の危機…存続のため「未来宿泊キフト券」支援を呼びかけ
新型コロナで観光業も大打撃。関西からのお客様も多い「中伊勢温泉郷」でも休業や短縮営業が続き、温泉継続の危機が叫ばれています。
■全国でも珍しい広域連携の三重県「中伊勢温泉郷」
清少納言の「枕草子」三大名泉にも数えられる榊原温泉をはじめ、津市・伊賀市・名張市の中勢伊賀エリアに点在する11温泉施設か広域連携しているのが「中伊勢温泉郷」てす。
無色透明で清潔感のある温泉は、共通してつるつる温泉として滑らかな肌触りが特徴で、美肌温泉として知る人ぞ知る隠れた名泉です。
■クラウドファンディングで未来型宿泊券を発行
そんな温泉郷もコロナの影響を受け、宿泊キャンセルが続き、度重なる緊急事態宣言などで休業や時短せざるを得なくなり、休業中の固定費や雇用確保など多くの課題を抱えています。
そこで、コロナ終息がいまだ見えない中、温泉を継続するために「中伊勢温泉郷観光推進協議会」のメンバーが立ち上がり、クラウドファンディング(CAMPFIRE)「絶対諦めない!三重県中伊勢温泉郷の未来宿泊ギフトチャレンジ」をスタートさせました。
「コロナの影響で、中伊勢温泉郷も大打撃を受けています。しかし、このご時世にお客様には積極的に『お泊まりにお越しください』とも言えない状況です」とは同協議会会長の伊藤真司さん。
「コロナが収束したら旅行に行こうという計画を立てていただき、そのプランに中伊勢温泉郷を入れていただけるよう未来宿泊ギフト券を発行させていただくことになりました。お客様の未来をおもてなしさせていたたき、同時に中伊勢温泉郷をお守りいたたきたいのです」
つまり、「未来宿泊ギフト券」は中伊勢温泉郷宿泊の前売り券なのです。
■2年間有効のおトクな「未来宿泊ギフト券」
「未来宿泊キフト券」1枚につき、三重フラント「おほろタオル」1枚がついてくる特典つきです。ちなみに、リターン価格(税込)は「磨洞温泉涼風荘」「猪の倉温泉ふよう荘」が各10000円。「榊原温泉神湯館」12000円。「火の谷温泉美杉リゾート」「榊原温泉湯元旅館清少納言」が各14000円。「伊賀のかくれ宿赤目温泉隠れの湯対泉閣」15000円。「赤目温泉山の湯湯元赤目山水園」16500円。「霧生温泉メナード青山リゾート」18000円。※有効期限は2年間。
行きたい温泉宿泊施設を選べばいいというわけです。この機会に「未来宿泊ギフト券」で中伊勢温泉郷めぐりを楽しむのもいいですね。
クラウドファンディングの申込期間は2020年7月14日まで。スタートして2週間余りで目標の30%、300万円は突破したといいます。それだけ、支援の輪が広がっているということなのですね。
詳細はクラウドファンディング(CAMPFIRE)で展開されている「絶対諦めない!三重県中伊勢温泉郷の未来宿泊キフト券チャレンシ」へ。
(まいどなニュース特約・八木 純子)