焼きそばしか食べない!そんな子どもに対してママが行った仰天作戦
「焼きそばを愛し、焼きそばに愛された男」というくらい焼きそば好きな息子。今は中2の息子が3歳だった当時、忙しい中必死に(?)ハンバーグを作っても、グラタンを作っても、ろくに食べなかったり「明日は焼きそばにして」という日々が続き、少々ブチ切れ&やけになった筆者は、「1週間夕飯は全部焼きそば」という暴挙に出たのです。とはいえ、これでは私も主人もつらすぎるで(笑)、アレンジを加えて。今回は、恥ずかしながら「究極手抜き焼きそば1週間分」を紹介させていただきます。
■月曜:オーソドックスソース焼きそば
具材は豚コマ、カットされた炒め用野菜セットです。もはや包丁すら使いません。ちなみに、ほかの焼きそばの具材もすべてこれのみ。
作り方はいうまでもなく具材と焼きそばを炒め、焼きそばについているソースで味付けするだけ。このオーソドックス焼きそばに限っては、息子は必ず2玉分食べていました。
今は、添付のソースではなく、中濃ソースで味付けのほうがお好みのようです。
■火曜:酒のつまみにもなる塩焼きそば
いつも買うソース焼きそばシリーズの「塩焼きそばバージョン」が売っていたので、もう何も考えず購入。作る工程は、ソース焼きそばとまったく同じです。
これが、あっさりと塩味でかなり美味しい! 子どもも「いつもと違わない?」という顔をしつつ、食べ始めたら止まらず。さっぱりした味わいなので、ビールにもよく合うんです(笑)主人は、レモン汁をかけて食べるのがお好みのようです。
■水曜:けっこう好き!タラコパスタ風焼きそば
気まぐれで買っておいた、たらこの瓶詰を発見。「よし、今日はこれでたらこパスタ風焼きそばだ!」申し訳程度にきざみ海苔を振りかけて、いざ食卓へ。
主人は「え、また焼きそば…まあ、子どもが好きだからいっか」とちょっと渋い顔でしたが、「ん、なかなかイケんじゃん」とまんざらでもなさそう。明日も明後日も焼きそばだよーとは言えませんでした(笑)。当の子どもは、完食したものの、ちょっと微妙な顔でしたね。
しかし! 数年前に出たんです、「タラコ焼きそばセット」が。私が無理やり作ったタラコ焼きそばの100倍美味しかった…当たり前か。
■木曜:意外に好評? ナポリタン焼きそば
はい、ソースをケチャップに変えただけ。仕上げにちょっとバターを落としてみたら、これが効いたのかかなりいい感じに「ナポリタン」になりました。子どもは、どうやらパスタと勘違いしながら、おかわりしていました(笑)。
主人と私はタバスコをちょっと振りかけて、大人の味に。ここまで焼きそばが続き、もう主人も文句が言えなくなったようです。ペロッと平らげていたし、もしや意外に美味しかったのか? いや違うか…?
■金曜:ちょっと豪華オムそば
焼きそば最終日。今日はいつものソース焼きそばにトロトロのオムレツを乗せる、という豪華メニュー(笑)。もはや、卵を乗せるだけで子どもも主人も「お、いつもと違う」という顔をしてくれるようになりました。子どもが卵をめくって焼きそばが出てきたときの「あ!!」と嬉しそうな顔は今でも覚えています。
今もたまーに登場するメニューですが、オムレツにチーズを混ぜたり、上からからしマヨネーズをビャーっとかけたり、新たなアレンジに挑戦しています(笑)。
さすがに5日連続夕飯が焼きそばで満足したのか飽きたのか、主人の「パパ明日からちょっと違うものが食べたいな。いい?」という言葉に、息子は力いっぱい「うん! いいよ!」と同意していました。それからも週1くらいで焼きそばを出しましたが、ほかのものも食べるようになってくれました。
◇ ◇
焼きそばって、ラーメンより簡単(だと思っています)。豚のコマ切れとカット野菜があれば包丁いらずだし、フライパンひとつでできる。ラーメンも簡単ですが、個人的にお湯を沸かす時間がもったいなくて(笑)。
そんな息子も、今では何でも豪快に食べる14歳。部活の大会などでお弁当を作ることが多いですが、あのとき半ばやけくそで作った焼きそばメニューが今でも役立っています。
さすがに1週間焼きそばはおススメできませんが、どれかひとつ子どもが「美味しい!」とハマる焼きそばを作ってみては。
(まいどなニュース/BRAVA編集部)