本場ハリウッドの“ユニバ”の今 ショッピング街が控えめに営業再開も…嘘のようなガラガラ状態
白人警官による黒人男性暴行死事件に続き、今度は銃で撃たれ、死亡する事件も起こりました。暗い話題が多いアメリカですが、日常へ向けた動きも再開しています。ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドに隣接する「ユニバーサル・シティウォーク」はレストランやショップが集る屋外ショッピング街。先週より、15軒弱のお店がソフトオープンしました。果たしてお客さんは来ているのでしょうか?
「ユニバーサル・シティウォーク」といえば、ライブ・エンターテインメント、レストラン、お土産ショッピング、巨大映画館などが集まった屋外施設です。歩行者天国になっており、もちろん無料。いままでは大勢の人が行き交っていました。
現在は、というと「ユニバーサル・シティウォーク」への入り口はコロナ対策として、ひとつだけ。スタッフはマスク、フェイスシールド、プラスチックの手袋を着用して準備万端です。入場前に体温測定。ゲストにもマスク着用が義務付けられ、マスクの販売もしています。
やはりというか、施設の中に入るとガラガラ状態でした。通常なら混み合う土曜日の午後に訪れてみましたが、いつもの10%も人がいません。パーク入口にある大きな地球儀は、人だかりができる人気のスポットですが、ご覧の通り写真が撮り放題です。
施設内を歩くと至るところに「ソーシャルディスタンス」を促すサインや消毒液を置いたハンドサニタイザー・ステーションが設置されています。もちろん、エスカレーターに乗る際にも、ソーシャルディスタンスをお忘れなく。
入店人数を制限するために、お店の外でお客さんに待ってもらったり、店内の床に立ち位置をマークしたりしています。
レストランやフードコートではテーブルとイスの数を減らし、ゲスト同士の間隔を確保。お客さんが去るとすぐに清掃係がテーブルを拭き、ウエイターはマスクとフェイスシールドをダブルで付けて接客していました。
お手洗いでもソーシャルディスタンスは欠かせません。手洗い場はひとつ置きにしか水が出ず、鏡には衛生対策のサインが貼られています。同様に、駐車場でも一台おきに駐車するようにコーンが置かれていました。
大阪のUSJは段階的に再開されていくようですが、こちら「ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド」の再開日は未定です。自宅より車で10分と近場なので、頻繁に「ユニバーサル・シティウォーク」へ足を運んでいましたが、こんなガラガラな様子は異例でした。
まだ完全にリオープンしていないので、あまり行く場所もありません。グルッと回った後はふだんなら行列ができる人気店「ブードゥー・ドーナツ」へ。奇抜なドーナツ(でも、おいしい)をいただきながら、かつての賑わいが戻る日を思い浮かべました。そのときは真っ先にリポートしようと思います。
(まいどなニュース特約・今井 悠乃)