気分は将軍♪二条城の非公開エリアで贅沢な朝食いかが 庭園眺め絶品京料理に舌鼓

京都の世界遺産・二条城で、京料理の名店が手掛ける朝食を味わえる特別企画が、7月1日から始まる。普段は非公開の「香雲亭」で、美しい庭園を眺めながら優雅なひとときを過ごすことができる人気企画。予約の受け付けは6月19日午前10時半から。

二条城の和洋折衷庭園「清流園」内にある香雲亭は、京都の豪商・角倉家の屋敷跡から移築された建物。普段、一般には公開されておらず、お茶会や結婚式などの限られた行事で使用されている。

二条城の夏の開城時間延長の一環でもある朝食企画は、今年で4回目。提供される「季節の一品付 京のゆば粥御膳」(税込3300円、入城料別)は、自家製の生ゆばを使った粥や揚げ浸しなどをはじめとする洗練された京料理で、京都・円山公園内にある京料理店「いそべ」が調理を担当している。季節の一品は「鱧落とし」や「鱧寿司」、「賀茂茄子田楽と伏見唐辛子素揚げ」など計5種。期間中、10日から2週間ごとに入れ替わる。

例年は1日40人限定の企画だが、新型コロナウイルスの感染防止のため、今年は1日28人まで減らす。席にはアクリルパネルを設け、食事中の会話も控えるよう求める。さらに、京都市の「新型コロナあんしん追跡サービス」への登録を促すなどの対策も講じる。

二条城事務所の担当者は「今年は会話ではなく、景色と料理を心ゆくまで楽しんでください」と呼び掛けている。

7月1日から9月30日まで。午前8時半から約1時間。予約は6月19日から、「いそべ」(tel:075-551-1203)で受け付ける。受け付け時間は午前10時半から午後3時。

   ◇   ◇   ◇

二条城は現在、京都府民に限り入城できるが、6月19日からは府民以外にも開放される見通し。夏の特別事業として、国宝・二の丸御殿特別入室(7月15日から8月24日)や、障壁画の原画公開(7月16日から9月13日)なども予定している。

(まいどなニュース・黒川 裕生)

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