コロナ影響で1時間1組限定にした結果→猫ちゃんを独り占め…獣医師経営の小さな猫カフェ
創業27年のペットショップ「ポーパッズペット」(大阪府吹田市)は獣医師の松田義さんが経営しています。「家族と一緒にペットのことを考えてお付き合いする」をポリシーに営業を続けているとか。自称「世界一、小さいかもわからない猫カフェ」もオープンさせていて、コロナ禍の今「癒されるぅ」と猫好きな人がやってきます。
■猫カフェは極小でも…癒し度は「大」
政府の「緊急事態宣言」に伴って休業していた猫カフェ「猫にゃんにゃんゴロゴロ部屋」も宣言解除を受けて、6月7日から再開しました。広さは6帖ほど。自称「世界一小さな猫カフェかも」も、訪れて納得です。
ベンガル、メインクーン、スコティッシュフォールド、エキゾチックショートヘアなど、ここの猫ちゃんたちはみんな、ポーパッズペットで生まれた子たち。松田さんによると人懐こくて、おやつやおもちゃがなくても近寄ってきて、なかにはすぐに膝に乗ってくる子もいるそうです。
「うちで生まれた子たちは赤ちゃんの頃から人と接していているので、人を怖がりません。ましてや攻撃的なところもないので、初めての人にも甘えてきます」
■魅力にハマって猫を飼うきっかけにも
実はこのカフェは、ただ猫好きのための猫カフェということだけではなく「猫を飼いたいけれど、どうしたらいいか悩んでいる」という人のための体験の場にもなっています。というのも松田さんはスコティッシュフォールド、メインクーン、ベンガルのブリーダーでもあり、また保護猫活動をする「さくらCATクラブ」会長も務めていて、獣医師であるとともに、猫の専門家。猫の性質や扱い方も知り尽くしているので、猫の扱い方も気軽に相談できるところが大きな魅力なのです。
このカフェで猫の可愛さにハマり、ポーパッズペットで生まれた猫たちを迎えるという人も少なくないようです。それに小さなスペースだからこそ、猫ちゃんたちとの密着度は高く、今まで以上に猫の魅力にハマってしまうのかもしれませんね。
新型コロナが収束するまでは完全予約制で、体温、体調の告知、マスク着用が必須。加えて、現在、猫カフェの営業は1時間に1組のみしか受け付けておらず、まさに「貸し切り」状態です。
「猫を飼いたいけれど、どうしようかな」と悩んでいる人には疑似体験ができる上に、安心して専門家に相談ができるので、まさに「猫入門カフェ」といってもいいですね。
(まいどなニュース特約・山中 羊子s)