シングルマザーにとって、恋愛は大切な人生の一部。特に再婚を希望していれば、なおさらです。ではシングルマザーとして育児や仕事に忙しい毎日を送る女性にとっては、どんな男性が相手だと恋愛がうまくいきやすいのでしょうか？　また、他のシングルマザーはどうやってデートをしているのか、気になったことはありませんか？　私自身の体験を元に、シングルマザーのデート事情についてお話ししたいと思います。

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■シングルマザーと相性がいい男性とは？

私は一人の子供を持つシングルマザーとして育児と仕事をこなしていましたが、できれば再婚したいなと強く思っていました。というのも私自身がシングルマザー家庭で育っており、父親のいる家庭に対してずっと憧れがあったからです。しかし母が恋愛で苦労していた姿を見てきただけに、どんな男性とだったら幸せな再婚ができるのか、正直よく分からずにいました。そんな中、私は現在のパートナーである男性と出会ったのです。

▽私が思わず恋した、現在のパートナー

私が現在のパートナーである彼と知り合ったとき、彼はまだ22歳でした。私は国際関係の仕事をしていたのですが、彼はその関係先の会社に外国人スタッフとして、アメリカから赴任してきたのです。彼は大学を卒業してからまだ間もなく、もちろん結婚歴もありません。私は彼とペアを組んで共にプロジェクトにあたることになりましたが、私の方が6歳年上だったこともあり、はじめは純粋に先輩・後輩のような関係でした。

知り合った当時、彼は別の女性に熱烈な片思いをしていました。私もその頃、別の男性との恋愛が終わったばかりで傷ついていて、私たちは仕事の合間にお互いの悩みを話すようになりました。仕事上2人で作業する時間が多かったため、自然と打ち解けて友人になっていったのです。

そんなとき、私は私生活でトラブルに見舞われるのですが、そこで私に救いの手を差し伸べてくれたのが彼でした。彼には私を助ける義理などまったくなかったにも関わらず、親身になって私をサポートし、問題解決のために力を尽くしてくれました。私はそんな彼の優しさ、男らしさを見て、彼に思わず恋をしてしまったのです。

▽こんな男性はシングルマザーと相性が◎

職場で恋愛をするつもりのなかった私は、自分の彼への好意に気づいて悩みました。しかし国籍や年齢の壁をこえて、どうして彼を心から好きになってしまったのか改めて考えてみると、以下の5つの特徴に気づいたのです。

（1）優しく思いやりがある

彼の最大の長所は、優しく思いやりがあるところでした。シングルマザーのみなさんはお分かりだと思いますが、私たちシングルマザーは前夫との関係で深く傷つき、心のどこかで男性を信用できずにいます。結婚・離婚をきっかけとして男性の嫌な面、残酷な面をたくさん見てきたので、なかなか信じる気持ちになれないのです。男性はいざというときに頼りにできない、そう思ってきました。

そんな私のかたくなな心を、彼のおだやかな優しさが癒してくれたのです。あたたかく愛情深い人柄は、シングルマザーのパートナーとして最も大切だと感じました。

（2）子供好き

もう一つの重要な要素は、彼が大変子供好きで、父性のある男性だったことでしょう。彼は大家族で育ち、年下のいとこたちの面倒を見てきた経験から、子供と一緒に過ごすと落ち着くと感じるタイプでした。その優しさは私の子供に対しても変わらず、保育園の送迎や子供のお守り、お風呂や寝かしつけと、率先して育児を行ってくれました。シングルマザーにとって一番の宝物は、なんといっても子供です。その愛する子供を大切にしてくれる、そんな姿を見て、彼に対する愛情が更に深まりました。

（3）度胸がある

それでも実際に付き合うとなると、私と彼の状況は理想からはかけ離れていました。私がシングルマザーで子供がいること、彼よりもずっと年上なこと、仕事相手で、しかも国籍も違うこと…他にも多くの障がいがあり、私は、きっとこの恋は実らないだろうと覚悟していました。そのため交際を申し込まれたときは、彼の懐の広さが本当に嬉しかったです。さまざまな事情や痛みを抱えたシングルマザーには、このように度胸があって、難しい状況にもひるまない男性がパートナーに向いていると思います。

（4）まじめで、落ち着いている

同じくシングルマザーのパートナーに向いている男性といえば、まじめで落ち着いた人でしょう。私の前夫は夜遊びが好きで、子供が生まれてからもやめられず、浮気などのトラブルも絶えませんでした。対する彼はまじめで、お酒や女性に溺れることも一切無く、夜は私と子供と家でのんびり過ごす毎日。私にとって、まるで夢のようでした。子供がいるシングルマザーにとって、このようにまじめで落ち着いた男性といる方が、心が安らぐのではないでしょうか。

（5）家庭的

彼がとても家庭的な人だったことも、私には非常に大きな魅力でした。彼の趣味は料理で、朝ご飯にはパンを焼き、豆からコーヒーを淹れてくれました。私が仕事で遅いときには、子供の面倒を完璧にみてくれていました。このように仕事や育児に忙しいシングルマザーにとっては、家庭的な男性はベストパートナーだと思います。

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■私たちのデート事情

さまざまな困難を乗り越え、付き合うことになった私たちでしたが、デートの問題には頭を悩ませました。

（1）デートの時間帯

私たちの主なデート時間は、仕事の昼休みでした。お互いの休憩時間が合うときには、外で待ち合わせて出来るだけ一緒に過ごすようにしました。また、仕事が早く終わったときは、子供のお迎えに行く前にコーヒーを飲みにいったりもしていました。

（2）デートの場所や行き先

お互いの家と職場、保育園の場所が近かったこともあり、デートはもっぱら、保育園の送迎に便利な近所のカフェや、自宅が多かったです。しかし記念日などは、子供が保育園に行っている間に日帰り旅行をすることもありました。2人で泊りがけの旅行に行くことはできませんでしたが、それは将来の楽しみに取っておこうと思っています。

（3）子供はどうする？

私たちは、平日のデートは昼休みや就業後など、子供が保育園に行っている間に2人で会い、代わりに週末は必ず子供と一緒に出掛けるようにしていました。子供と一緒のときは子供が中心でも、短くても日常的に2人の時間をキープできていたことで、彼の不満もある程度抑えられたのではないかと思います。

（4）デートの頻度

私たちは週に2－3回仕事で顔を合わせていたので、デートが出来なくてもお互いの顔を見ることができ、非常に恵まれていました。そのため、最初の1－2カ月は、デートは週に1－2回というところだったでしょうか。3カ月目からは昼休みなどを利用して会うようにしたり、お互いの家で子供も一緒に過ごすようになったため、ほぼ毎日会っていました。

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■私たちの恋愛がうまくいった理由

（1）仕事の関係者だったこと

仕事のパートナーとして知り合ったことを最初は障がいだと感じていましたが、実際は非常に大きなプラスでした。仕事を通じて、頻繁に会って顔を見ることができたことがお互いの精神衛生上とても役に立ち、人間性を深く理解し合い、打ち解けるのも早かったように思います。

（2）家が近所だったこと

家が偶然近所だったことも、デートがしやすい理由の一つでした。お互いの家を行き来して一緒に時間を過ごし、育児を手伝ってもらうこともできました。交際しはじめてしばらくたってから、私と子供は彼の住むマンションに部屋を借り、同じ建物内に引っ越しました。それからは毎日一緒にいられるようになり、子供もとても喜んでいました。

（3）とにかく家庭的な男性だったこと

相手が非常に家庭的な男性だったことも、大きな成功要因となりました。もし彼があんなに子煩悩でなかったなら、私たちはこんなに一緒に時間を過ごすことは無かったでしょうし、再婚しなかったかもしれません。彼が家事や育児を買って出てくれたことが、家庭・仕事・恋愛を両立できた最大の理由だと思っています。

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■シングルマザーには向かない恋愛

彼とはとても幸せな恋愛をすることができた私でしたが、実はそれまでの恋愛は見事に失敗続きでした。ここで、シングルマザー時代に経験した、3つの失敗体験を告白したいと思います。

（1） 海外との超遠距離恋愛

海外に住む男性と、国際遠距離恋愛をしていたことがあります。相手になかなか会えない一方、育児や仕事に時間が割けることはいいことだと思っていましたが、困ったときに相手が近くにいない、助けてもらえないというのは予想以上に心の距離を生むものです。

また、相手が外国人の場合ビザの問題があるため、長期間一緒にいるには、いきなり結婚するしかありません。子供を抱えてそんなリスクのある行動は出来ず、結局自然消滅してしまいました。

（2） 自分本位な男性

何事も自分中心な男性も、子供のいるシングルマザーとは相性がよくありません。私たちには、すでに何よりも優先し、守らなければならない子供がいるからです。

私がある男性に別れを告げたのは、彼と口論になったとき「前の旦那のときはある程度我慢したのに、なんで俺相手だと我慢できないの？」と言われたからです。その言葉を聞いたとき、絶対にこの男性と一緒にいてはだめだと、恐ろしく感じました。

（3） 子供っぽい男性

そして、子供っぽく夢見がちな男性も、シングルマザーとは合わないと痛感しました。とても魅力的な男性だったのですが、「世界を旅してまわりたい」「俺はビッグになる」と夢を語ることが多く、結局世界一周の旅に出かけてしまいました。子供がいる私には、その夢を一緒に追うことはできず、付き合い続けることはできませんでした。

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シングルマザーが恋愛する上で、相性のいい男性・悪い男性がいることは、みなさんよくお分かりだと思います。大切なのは、自分がどんな男性と相性がよく、幸せになれるのかを自分で知ることです。私もたくさんの失敗を経験し、そこから自分の望む男性像がだんだんはっきりしてきたのを感じます。みなさんも、自分と相性ぴったりのパートナーと、実りあるデートができますように！

（まいどなニュース／エスママwith編集部）