「給付金が入ったので」子どもの頃からの夢を叶えたら悪夢に…ヤクルト・ジョッキ飲みを後悔する男性の告白
「給付金が入ったので子どもの頃からの夢を叶えました」
そんな晴れがましさに満ちたツイートを投稿したのはアニメ、コスプレ好きのTwitterユーザー「おさる」さん。
彼が叶えたかった夢とは「ヤクルト」のジョッキ飲み。確かにヤクルトの小さな容器の内容量はたったの65ml。あっという間に飲みほしてしまうので、一度にもっとたくさん飲みたいと思った方は多いはずだ。
10万円の給付金が入り、誰にも気兼ねせず大人買いしたヤクルトの山。一つずつ飲み口のフィルムをはがし、ジョッキに注ぐこと実に15個分!おさるさんは975mlのヤクルトジョッキに口をつけた。しかし、彼の長年の夢はその後、悪夢に変わることとなる。
今回、まいどなニュースでは特別におさるさんにお話をうかがうことに成功した。
中将:ヤクルトをたくさん飲むのが夢だったんですね?
おさるさん:はい、子どもの頃いつも飲み足りず「大人になったら絶対いっぱい飲んでやる」と憧れていました。
中将:わかります。僕も子供の頃、ヤクルトやジョアを一度に何本も飲んでみたいと憧れたものでした。夢を実現したご感想はいかがですか?
おさるさん:一口目は「こんなに口いっぱいに含んでも全然なくならない」と、とても幸せな気持ちになりました。
中将:そうでしょう、そうでしょう。なんせ1リットル近い量ですからね。ヤクルトの幸せの波間にただようおさるさんの姿が目に浮かぶようです。
おさるさん:でも途中で「もう十分」という気持ちになり、意地で飲み干しましたが最後には「もう二度とやらない」と心に誓いました。
中将:え!と言いますと!?
おさるさん:味が濃すぎるんでしょうか……。飲み干した後に吐きそうな気分になり、また激しい満腹感で苦しむことになりました。
中将:そうだったんですね……。ヤクルトにそんな落とし穴があったとは……。その後、ご体調はいかがですか?
おさるさん:幸い、落ち着いてからは特に異常ありません。でもツイートの反響を読むと、僕のようにヤクルトを大量に飲んで吐いたりお腹が痛くなった方がいるようです。よい子のみなさんは絶対に真似しないでください。
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ヤクルト本社公式サイトの商品案内によると、ヤクルトとは「生きて腸内まで到達し、腸内環境を改善する乳酸菌 シロタ株を、1本(65ml)に200億個含んだ」乳製品乳酸菌飲料だということで、1本65mlの中に熱量エネルギー50kcal、たんぱく質0.8g、脂質0.1g、炭水化物11.5gなどを含むという。
乳酸菌飲料は酸味をまぎらわすために一般的なジュース類よりも糖分が多めに含まれており、また乳酸菌を大量摂取すると、腸の働きが活性化して腹痛を起こす例も珍しくないようだ。
今回おさるさんが飲んだヤクルトは15本分なので、総摂取量は実に乳酸菌3000億個とカロリー750kcal。商品案内にも「1日の摂取目安量 1本」と明記としてあったので、やはりこの量は人間が一度に飲む量としてはキツいようだ。
それでも「昔憧れたヤクルトをジョッキ飲みしたい!」という方には同じヤクルト本社が製造する「ミルージュ」がオススメ。こちらはヤクルト風味ではあるが一度にゴクゴク飲めるようすっきりと仕上げられた清涼飲料水。1日当たり1本(500ml)という目安はあるものの、飲用後に体調不良におちいる可能性は比較的少なそうだ。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)