エコバッグをいちいち持ち歩くのは面倒だ!レジ袋有料化、あっと驚く解決法をご紹介
7月1日に全国でレジ袋が有料化されてから、早10日以上が経ちました。買い物にエコバッグなどを持参する習慣が広まり、消費者の意識も変わってきているようです。とはいえ、環境省によると、実は海洋漂着ごみ(プラスチック類のみ)のうちポリ袋(レジ袋)が占める割合は重量、容積、個数のいずれも0.6%以下(2016年度)に過ぎず、そもそも規制の効果自体を疑問視する声も。有料化は釈然としないし、ぶっちゃけ面倒だと感じている人も少なくないでしょう。面倒だと感じるあまり、Tシャツにエコバッグを縫いつけて、持ち歩く手間を省こうとするとんでもない猛者まで現れる始末です。
「レジ袋も貰いづらいし、いつでも手ぶらでいたいのでエコバッグをポケTに縫い付けました」
「大抵のものは何でも入るし雑誌などを入れるとTシャツのデザインにもなります」
目を疑うような「特大ポケット付きポケTee」の写真をTwitterに投稿したのは、些細リョウさん(@33ry1)。昔からものづくりが好きで、普段はオリジナルTシャツやZINE(個人的な趣味の雑誌のようなもの)などをよく作っていらっしゃるそうです。
それにしても、このような酔狂なTシャツのアイデアはどこから?
「基本的にいつでも手ぶらでいたいタチなんです」と些細さん。
「ポケット付きTシャツ自体、便利なのでもともと好きでした。でも携帯しか入らないので、もっと大きければ手ぶらでいられるのになぁという気持ちから、じゃあ特大のポケットをつけちゃえばいいじゃん!という発想になりました」。大きなポケットがついているTシャツって可愛いかも、デザイン的にもいい感じになりそう、という予感もあったそうです。
とか言って、真の意図は実効性も不明なレジ袋有料化を皮肉ったジョークグッズみたいなものですよね?と水を向けてみたところ、「タイミングがたまたま合ったというだけで、皮肉を込めたつもりはありません」とのこと。え…まさか実際に使っているのでしょうか?「実際に使用しています!もともと自分が使うために作ったので(笑)」。妙な邪推、失礼いたしました。
「A4サイズの雑誌など、大抵のものは入るのでちょっとした買い物であれば行き帰りが手ぶらですむところが気に入っています。ただ、重いものを入れ過ぎると首元が下がってしまい、やや不格好になってしまいます」
さもありなん、という感じですが、周囲の反応はいかがですか?「友達は褒めてくれましたけど、母や祖母は『なんだそれ』という反応でした」。素敵なお友達です!
「ペラペラのエコバッグ」を縫いつけたというこのTシャツ、エコバッグをいちいち持ち歩くのが面倒な人は一度試してみる価値はありそうです。…ありそうですか?私にはわかりません。
(まいどなニュース・黒川 裕生)