わんちゃんや猫ちゃんの「肉球」を思い出のオブジェに……ペット用「肉球拓」が話題に
近年、ペットの成長の記録や生きた思い出を残すためのメモリアルグッズが人気だ。
キーホルダーやアクセサリー、クッション、果ては位牌や仏壇なんてものもあるが今SNS上で特に話題になっているのが「肉球拓」。その名の通り、わんちゃんや猫ちゃんの肉球を特殊な材料で型どりして、それをオブジェのようにできるという商品だ。
肉球はペットと飼い主がもっとも触れ合う重要な部位。その柔らかさに触れることはコミュニケーション手段にもなっている。肉球拓とはどのようなアイデアのもと開発されたのだろうか。今回、まいどなニュースではを肉球拓を企画、制作された「オシャレまとめ」のご担当者にお話をうかがった。
中将:この商品を企画されたきっかけをお聞かせください。
企画者:経験のある方ならわかっていただけると思うのですが、長年楽しい時間を共有したペットが亡くなるのはとても辛いことです。私にもそのような経験がありました。亡くなること自体は仕方がないのですが、せめてそのペットとの思い出を形にして残しておくことはできないかと思ったのがこの商品を企画したきっかけです。
中将:ペット用のメモリアルグッズはまだまだ開拓の余地がありそうですし、実際これを重宝される方が多いようです。しかし肉球の型をとるというのがユニークですね。
企画者:肉球の可愛らしさというのは犬や猫ならではのものですよね。それを残すことが彼らの生きた足跡を残すことになるのではないかと考えました。
中将:制作にあたってこだわったポイントをお聞かせください。
企画者:まずは安全性ですね。アメリカのASTM-D4236(美術材料の慢性毒性試験)やEUのEN71-1-2-3(EU玩具試験規格)に準拠したものにするべく型をとる材料や容器の材料まで徹底的にこだわりました。
その上でメモリアルグッズとして長年手元においていただけるよう、10 回以上デッサンを繰り返し、デザインを決定しました。
中将:SNS上でも大きな反響が出ていますが、実際にそれをお感じになることはありますか?
企画者:おかげさまでペットを愛する多くの方に手にお買い求めいただいています。
SNSの反響も嬉しいですね。この商品がペットに興味の無い方に対しても、人間の命同様にペットの命もかけがえのないものなのだとご理解いただくきっかけになればと思っています。
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ペットに対する惜しみない愛情と悲しい経験が産んだ肉球拓。ご担当者がおっしゃるように、この商品が飼い主たちの心の癒しになり、かつペットの命の大切さをあらためて世に気付かせるきっかけになることを願いたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)