「あっ、マグロ」なぜ海水浴場に出没?地元大学生が動画を撮影 漁業関係者も「理由は分からない」
海水浴場にマグロが出没して話題になっている。
マグロの出没が確認されたのは8月22日、青森県八戸市の白浜海水浴場でのこと。発見者の上田洸樹さんがTwitterに「白浜海岸にマグロいた!!!!」と、その動画を投稿。すると動画は150万回以上再生され、「ヒレから見て…キハダマグロかな…」「太平洋から来たとすると、ちょっと怖いな…大地震の予兆とか?」「海からの給付金」と、SNS上で大きな驚きの反響が起こっているのだ。
発見当時のマグロの様子について上田さんにお話をうかがった。
中将タカノリ(以下「中将」):どのようなシチュエーションでマグロを発見されたのでしょうか?
上田:大学のバレーボール部でBBQやビーチバレーをしていたところ、近くで何かが動いているのが見え、見に行ったらマグロでした。
中将:海水浴場にマグロがいたらびっくりしますね……。発見した時のマグロの様子をお聞かせください。
上田:時おり尾びれをバタバタさせていましたが、かなり弱っているようでした。
中将:マグロのその後についてはご存知ですか?
上田:自分たちは10分くらい見ていたのですが、その後、沖の方に泳いでいきました。まだ肉眼で確認できる距離くらいまで泳いで行って止まったので、そんなに遠くに行った訳では無いと思います。
【上田洸樹(うえだ こうき)さん】
八戸工業大学4年生。男子バレーボール部所属。新型コロナウイルスの影響で大会や遠征が無くなってしまい、試合再開を願いつつ練習に励む日々だという。
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八戸市では昨年にも新井田川河口から約3キロ上流の地点でマグロらしき魚が泳いでいるのが確認されている。そして今回は海水浴場……。いくら漁業のさかんな八戸市とは言えど、マグロがこのような場所に出没するのは異常事態。漁業協同組合に問い合わせたところ「情報としては知っているが、理由はこちらでもわからない」、「たいへん珍しいこと」と、漁業関係者も首をかしげていた。猛暑でマグロの生態系に変化が起こっているのか?はたまた付近の海流に変化が起こっているのか?度重なるマグロ出没について原因究明が待たれる。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)