全品半額のアウトレット「222」が大阪に初出店 開店準備に潜入、気合の品揃えを確認
■魚沼産コシヒカリ5キロ千円、Nintendo Switchも半額!
テレビの情報番組で幾度と取り上げられて話題沸騰中のあの激安アウトレットの「222(トリプルツー)」が29日、大阪に初上陸を果たす。
これまでも本拠地・滋賀の既存店には県外から多くの人が訪れ、「うちの地元にも作ってほしい」という声が背中を押す形で、本年3月京都宇治店に続き、遂に商人の町・大阪に大型店舗・平野店をオープンさせる。
27日、開店準備に追われるオープン前の店内に潜入した。もともと「ネット価格から全品半額以上」というのが222の売りだが、オープンに併せて、通常入荷されない人気のニンテンドースイッチが半額(インスタのいいねから抽選。限定2台)や4Kレグザ65インチが70650円(価格COMの最安値でも13万円もする)など品揃えにも気合が入る。
その中でも、大量に仕入れバックヤードに渦高く積まれている一番の目玉は米だ。どの銘柄も5キロ1000円、10キロ2000円(値付けが雑!)と破格、中には通常ネットで5キロ雄2500円~4000円で販売されている魚沼産コシヒカリや金芽米ななつぼしなどのブランド米もあるではないか。
■もはや事件レベルか 新品の服全品300円、十六茶は20円
他にもオープン記念だけあって、色々なものが特価になっている。
エナジードリンクモンスター50円、伊藤園おーいお茶やコーラが10円などおひとり様一本限りといったようなものもあれば、紙パックのアサヒ・十六茶は購入制限なく一本20円!?アリエール750g240円など、値札が間違いなのか、二度見してしまうようなものまで、とにかく攻める。
新品の服も値札に掛からわず全品300円、通常値引き率が低い消耗品ももちろん半額だ。個人的は、通常半額になりにくい日用品やブランド品がお勧めだ。例えば、オムツは銘柄問わず全て半額の800円、人気のティファールやビルケンシュトックのサンダル、中には3coinsの商品と明記されているものまで半額で売られ、挙句の果てには半額の半額コーナーなどという、一体いくらなのかと悩んでしまうような謎コーナーまで登場している。
ネット通販で返品された商品や箱が傷つき再販が難しくなった商品、在庫を抱えた商品などを一手に買い付け、例外なく全品ネット価格の半額で売るという、これまでにありそうでなかった新形態のアウトレットとして急成長を遂げる「222」。
品質と値段にうるさい大阪ならでは、これまでのごった煮陳列(とにかく並べただけというアバウトな陳列)から、新品と訳アリ品に分け、期限切れなどが出やすい食品は点数を大幅減らし、新品、日用品を主軸に商品を揃え、大阪商戦に挑む。
平野店の同じ敷地内には業務スーパー、向かいにはイオン、近所にはイズミヤなどが集まる買物激戦区だ。近所の店は大丈夫なのかと、もはや心配になるレベルの安さだが、安いだけでは飛びつかない「ええモノを安く」という品質と値段にうるさい大阪人を唸らせることが出来るのだろうか。
【222 平野店】
住所:大阪府大阪市平野区平野北2-1-4
TEL:06-6796-0222
営業時間:9:00~22:00 年中無休(年末年始除く)
◆村山 祥栄(むらやま・しょうえい)前京都市会議員、大正大学客員教授。1978年京都市生まれ。専修大学在学中は松沢成文氏の秘書を務める。リクルートを経て京都市議に。2010年、京都党を発足。2020年2月の京都市長選で出馬も惜敗。現在は大正大学客員教授。