相武紗季さんやあの大御所の母校も…阪神間の女子高生48制服のイラスト完成「懐かしい」「見応えある」
神戸市出身のイラストレーターこもりあやみさん(@ayami_setron)のツイッター投稿が注目を集めています。
「兵庫県の阪神エリアにある48高校(公立・私立)の制服一覧です」という文章とともに投稿された2枚のイラスト作品には、制服姿の女子高生がずらり。8月31日朝に投稿すると、どんどん拡散され、いいねの数は1.1万を超えるまでに。コメント欄には「母校の制服あってびっくり」「可愛いです」「懐かしい」「めちゃわかりやすい」「見応えある」と卒業生や地元の人の声などが並びます。
作品名は「阪神制服コレクション」。神戸市内の国公私立50校の制服をまとめた2019年2月発表「神戸制服コレクション」に続く第2弾です。ちなみに「神戸制服ー」は、アイドルグループAKB48メンバーだった渡辺麻友さんがミュージックビデオで全国47都道府県の制服を着る企画から着想を得てスタートしました。
■阪神エリアはセーラー服が少ない?
こもりさんにお話をうかがいました。
-ツイッターでいいねが1万を超えましたね。
「今回の拡散でツイッターのフォロワーが400人増となり、とてもうれしく感じると同時に『まだまだ自分のイラストが見つかっていない』と痛感しました。謙虚さも大事だと思いますが、今は『攻め』の姿勢でどんどん作品を増やしていきたいです」
-神戸の次に阪神を選んだ理由は?
「前作『神戸制服コレクション』の反響の大きさに手応えを感じ、自分が住んでいる兵庫県西宮市を含む阪神間の制服をコンプリートしたいと思いました。なので、シリーズを始めたのはごく自然な流れでした」
-完成までの日数、制作ツールを教えてください。
「2019年の年末から準備を始めて、約8カ月で完成しました。制作ツールはデジタル描画ソフトのprocreateです」
-今回のシリーズで苦労した点は?
「今回から『2週間に1回投稿する』というルールを付けたので、間に合わせるのが大変でした。効率化のために、ポーズも全て自分で撮った上で進めました」
-「神戸」と「阪神」、カラーは違う?
「阪神はセーラー服が少ないかわりにブレザーやスカートのバリエーションが多いと感じました。全校描きましたが、実物のデザインを瞬時に見分ける自信が未だにありません(笑)」
■休校時期と重なり…心境に変化
-緊急事態宣言や休校時期と重なりました。
「緊急事態宣言が出た頃はさすがにメンタル面への影響が大きかったです。でも『おうち時間』が増えるのはむしろ絵を描く側にとってはチャンスだと思い、前向きに捉えました」
-コロナ禍は、制作活動にも影響?
「取材ができなくなったのが一番困りました。ただ、他の人も同じなので出来る範囲でやっていくしかないという気持ちでした。イラストの技術的なことだけでなく、『この時間帯にアップした方が拡散されやすい』といったSNS運用の実験ができたことは有意義でした」
-今後の活動は?
「更新中のイラストシリーズ『明石人丸高校天文部』と『ニシノミヤドローイング』の続きを進めたいと思っています。どちらも兵庫県内の実在の場所を基にしているので楽しみです」
■「阪神制服コレ」には有名人の母校も
・女優 南果歩さん(市尼崎高)
・女優 相武紗季さん(雲雀丘高)
・フィギュアスケート 三原舞依さん(県芦屋高)
(まいどなニュース・金井 かおる)