「ラーメン屋に負けない味」を追求した結果→「作り方教えて」と本職からお願いされた半熟味玉レシピ
本職のラーメン屋さんが「作り方を教えてほしい」と教えを乞うほどの「世界一美味しい半熟味玉」レシピがSNS上で大きな注目を集めている。
このレシピを紹介したのは『茹で卵の時間表』など数々のお料理ハックやレシピを公開し話題の料理人、料理研究家の麦ライス(@HG7654321)さん。
(麦ライスさんのツイートより)
「ラーメン屋さんが『作り方を教えてほしい』と言ってくれた味付け公開します
【麦ライス風半熟味玉】
<材料>
6~7分ボイル卵・5~6個
長ねぎ(緑の部分)・一本分
醤油・大さじ5
みりん・大さじ5
砂糖・大さじ2
おろしにんにく・大さじ1
水・大さじ10
※卵は完全に冷やしておく
※にんにく強めが好きな人は倍量で
<作り方>
ネギに焼き色を付ける←1番重要
調味料を加え沸騰させ、火を止め粗熱を取る
冷えた6分ボイル卵と一晩冷蔵庫で寝かせ完成
世界中でどこのレシピよりも一番美味しい自信があります
↓補足あり
【味玉補足】
沸騰させたマリネ液の粗熱を取る理由は
①液が熱々だと卵に火が余分に入ってしまい半熟ではなくなる
②袋でマリネする場合膨張して危険な為です にんにくを『生姜』に変更すると女性はかなり好きな味になると思います」
これは麦ライスさんの名を一躍有名にさせた「茹で卵」のアレンジメニューなのだが、火加減や香り付けなど料理人としてのこだわりや工夫が随所にちりばめられていて興味深い。
この半熟味玉のレシピはどのようなきっかけで編み出されたのだろうか?麦ライスさんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):以前から幅広いジャンルのお料理レシピを紹介おられる麦ライスさんですが、今回はラーメンの具材まで!とびっくりしています。この半熟味玉を編み出されたきっかけをお聞かせください。
麦ライス:味玉はめんつゆのみの簡単なレシピなどは色々ありますが、自分オリジナルの配合で「ラーメン屋に負けない味」を作ってみたくてやり始めたのがきっかけでした。
そして香味油から着目した焼いたネギの香りをプラスして他にないレシピにしました。複数の店舗を展開するラーメン屋のオーナーである友人が遊びに来た時にあえてこれを出したのですが、非常に喜ばれ「レシピを知りたい」と言われたので教えてあげました(笑)
中将:本職のラーメン屋さんでは逆に思いつかない作り方のなのかもしれませんね。麦ライスさんの探求心と独創性には頭が下がります。
このところテレビやウェブメディアにひっぱりだこの麦ライスさんですが、今後の抱負などお聞かせ願えますでしょうか。
麦ライス:そうですね。少しずつメディアに載せて頂く機会も増えてきまして、具体的には言えませんが嬉しい大きなオファーなんかも来てます。今後は『レストランに立つ料理人』ではなく『料理研究家』としてもっと有名になるつもりでいるのでそこは宣言しておきます(笑)
中将:おぉ!楽しみにしてます!
◇ ◇
なお半熟味玉を作って残ったマリネ液は、煮詰めてトロトロにして鶏肉や豚肉と絡めると美味しいとのこと。卵が入っていた物なので早めに使い切ったほうがいいということなので、半熟味玉を作るときは同時に肉料理も作るのがおススメだろう。
麦ライスさんは今回の半熟味玉のように、数々のためになるお料理ハックやレシピをTwitterで公開中。素人でも簡単に再現できるように丁寧に書かれているので、料理好きの方はぜひチェックしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)