親譲りの才能?人気漫画家・鈴木マサカズさんの小6のお嬢さんの画力が話題に
漫画家の鈴木マサカズさんのお嬢さんが描いた絵が大きな注目を集めている。
お嬢さんは現在小学校6年生とのことだが、絵は僕が見る限りとても子供が描いたものとは思えない。鈴木さんも「俺よりうまいよ…」とショックのご様子だ。
「小6の娘が、朝からiPadで描いていた絵を見せてくれた。俺よりうまいよ...。」(鈴木マサカズさんのツイート)
SNS上でも
「流石です…! 先生譲りの表現力ですね。 先生が描く人間の怒りの顔とか見て何でこんな顔描けるの…と思いながら読んでいるのですが娘さんもすごい表現力ですね…」
「左右の瞳の描き方..人はほとんど左右非対称であるという当たり前が表現されていて驚愕しています 片方づつ隠しながら左右の表情の差をどれだけの人が気づいただろうか.. これからも もっと描き続けて欲しいと思いました」
「絵が上手いのは勿論だけどなにか伝わるものがあるのは本当にセンス」
などと絶賛の声があがるお嬢さんの卓越した画力。はたしてこの画力はどのように培われたのだろうか?鈴木さんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):素人目に見ても素晴らしい絵でびっくりしました。お嬢さんは以前から絵を描くのがお好きなんでしょうか?
鈴木:物ごころついたころから絵を描くのが好きで、幼稚園児のときにiPadを与えてみたら、そちらでもみるみるうちに描けるようになりました。絵を描くことは、デジタルとアナログどちらも同じくらい好きみたいです。
中将:鈴木さんが絵の描き方を教えたことはあるのでしょうか?
鈴木:あまり細かいアドバイスはしませんが、幼稚園児のときに基本的なことをいくつか言いました。人物の絵は「目」が大事ということ、黒と白をまぜただけのグレーはあまり使わないほうがいい、ただのグレーに見えても何かしらの色があるはずだということ、絵を描くときは画面いっぱいを使うといいこと等です。今回のイラストも、幼いころのそれらのアドバイスが効いていると思います(笑)。
中将:今回の大反響へのご感想をお聞かせください。お嬢さんも喜んでおられますか?
鈴木:100いいねくらいきたら娘も喜ぶだろうなというつもりでアップしたので、あまりの反響に父娘ともにびっくりです。娘はますますやる気が出た様子で、今日も新しいイラストを見せてくれました。いろいろなお褒めのお言葉、本当にありがとうございます!
「鈴木マサカズ プロフィール」
1973年生まれ。静岡県出身。京都精華大学卒業。「無頼侍」「ラッキーマイン」など執筆作多数。『ダンダリン一〇一』がTVドラマ化、2016年にはモーニング誌上で『銀座からまる百貨店
お客様相談室』、週刊漫画ゴラク誌上で『マトリズム』など硬軟含めた意欲作を執筆。現在は月刊コミックバンチで『「子供を殺してください」という親たち』、くらげバンチで『ケーキの切れない非行少年たち』、たそがれ食堂で『すべっちゃいけない芸人ごはん』をそれぞれ連載中。
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大反響に対してやる気を燃やしているという鈴木さんのお嬢さん。まだまだ時間はたっぷりあるので、この才能が良いかたちで大きく開花することを願いたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)