ガルーダ・インドネシア航空のマスク飛行機が「可愛い」と画像拡散 「ドデカい、メッセージや」
8日にインドネシアのジャカルタから羽田空港へ到着したガルーダ・インドネシア航空のマスク飛行機がSNSで話題になっている。機首にブルーのマスクがペイントされた機体で、航空機ファンをはじめ多くの人が画像に収め、SNSにアップしている。
マスク飛行機の写真に対しネット上では、
「レアだね。メッセージ受け取ってマスクしっかりしようね」
「ドデカい、メッセージや」
「マスク飛行機可愛い。ますます鳥に見えてくる」
と、大きな反響があった。
この特別塗装機を2日から就航させているガルーダ・インドネシア航空会社旅客営業部広報PR担当の南部久美子さんにいきさつを聞いた。
--マスク飛行機がSNS上で人気になっています
「今回のマスク飛行機は、雨にもかかわらず多くの方に羽田空港で撮影いただきました。動画も弊社のSNSで多くの方にシェアいただいております」
--マスク柄をペイントしたのは、どんなきっかけだったのでしょうか。また機体に書かれている「ayo pakai masker」の意味も教えてください
「今回の特別塗装は、なかなか収束が見えないコロナ下において、弊社におきましてはフライトご利用時にマスクの着用などをお願いしていますが、この度インドネシア政府のマスク着用を呼びかけるキャンペーンに賛同し、国営企業グループの一員でもある、ガルーダ・インドネシア航空の機体にマスクを着用したような特別塗装をA330-900Neo型機にペイントしました。ayo pakai maskerの日本語訳は、さあマスクをつけましょう、です」
▽ガルーダ・インドネシア航空インスタより
#AyoPakaiMasker (さあマスクをつけましょう)
この特別塗装には60人が120時間かけてマスクのペイントをしました。皆さんにとって、いつでもどこでもマスクを付けるのは飛行機にマスクを付けるほど大変ではないですよね?健康なインドネシアを取り戻す為、みんなでマスクをつけましょう!
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インドネシアの新型コロナウイルス感染状況は、感染者、死者ともに増加傾向にある。11日現在で、感染者数 333449人、死者数11184人。ただ、ジャカルタ首都特別州政府は、12日から、現在行われている大規模社会制限を緩和し、再び「健康的で安全、生産的な社会に向けた移行期」とすると発表した。期間は25日までの2週間。
今月1日からは「新しい日常への適応期における査証及び滞在許可に関する大臣令2020年第26号」により、特定の目的のためにインドネシアを訪問する外国人に対する査証及び滞在許可の発給を一部再開している。これにより、ビジネス関係者を中心に査証発給が一部再開され、有効な査証および滞在許可を所持する外国人がインドネシアに入国できるようになった。
ガルーダ・インドネシア航空は現在、日本~インドネシア間で、羽田ージャカルタが週2便、関空ージャカルタが週2便と、コロナ前の成田ーデンパサール週7便、羽田ージャカルタ週7便、関空ーデンパサール週7便、関空ージャカルタ週3便と比べて大幅な減便を強いられている。
(まいどなニュース・佐藤 利幸)