もはや字を読ませる気がない?! 福島民報のテレビ欄が「鬼滅」柄に…「これぞ全集中!」と話題
「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の公開に併せ、17日午後9時からフジテレビ系の土曜プレミアムで「鬼滅の刃<那田蜘蛛山編>」が放送されるのを前に、福島県の地方紙、福島民報のラジオ・テレビ欄(ラテ欄)が主人公・竈門炭治郎の緑の市松模様柄にジャックされ、ネット上で「もはや文字を読ませる気はない」「これぞ全集中、常中の呼吸!」と話題を集めています。
ラテ欄といえば、近年タテ読みなどの遊びも見られるとはいえ、やはり「分かりやすさ」が重視されるはず…が、本当に全面市松模様で、一体何が書いてあるかなんてさっぱり!!!! と思ったら、先週同じ枠で放送された「兄妹の絆編」では全面に「鬼滅」の文字が…?!
福島民報によると、「この企画は福島テレビの発案によるもの」とのこと。一体…どれほど…沼にハマってしまったのか…ということで、福島テレビ編成局広報担当の平岩岳さんに聞きました。
-何とも、思い切りましたね。
「狙い通りですね。予想以上の反響です(にやり)」
-やはり…相当の…鬼滅ファンで…いらっしゃる…?
「いえ、実はお恥ずかしながら、これまで『鬼滅の刃』を見たことがなかったんです。でも、今回の放送を機にどハマりしてして、今アニメをイッキに見返しているところで…(笑)。どうやったら私のように初めて見る人にも、目をとめて貰えるか…という中で、これまでやったことのない方法で試してみたいと福島民報さんに提案したんです」
-まったく…何が書いてあるか読めません。というか諦めてます?
「ええ!見づらいのもポイントです。というか、それだけが狙いでした(笑)。先週の『鬼滅』の方は、昔、ドラマ『大奥』のスペシャルでフジテレビさんが朝日新聞さんのラテ欄をジャックしたのを参考にさせて頂いたんですが、かなり読者の皆様からも反響があったので、幾つかの候補の中から今週は炭治郎の市松模様しかないな…と。ちょっと、昔駄菓子屋さんにあった青リンゴ味のガムみたいですよね(笑)」
-懐かしい!(笑)…にしても、反対はなかったんですか?
「全く見たこともないことを新聞のラテ欄を通じてやってみたい-という気持ちがあったので…。新聞の読者は年配の方が多いのですが、子どもさんやお孫さんにも見て貰えたらと。社内的には『面白いじゃん』という感じでしたし、福島民報の担当者の方もノって下さって…。実は先週土曜を皮切りに5日間やってるんです」
-えっ!
「こちらは短い帯だったので気付かれにくかったかもしれませんが、今週の月~金まで、炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助、義勇のカラーを帯に配しています。それと先週土曜の深夜にも一枠あったんですが、これも一緒に色を付けて目立たせちゃえ!と…。福島民報さんでも深夜帯の番組に色を付けるのは初めてだったそうです。ギリギリの作業でタイトでしたが、本当に楽しかったですね」
「やっぱり炭治郎に惹かれますね。実は今夜放送の話も初めてなので、ワクワクして待ってます」と平岩さん。もちろん、全集中常中の呼吸で、臨むそうです。
(まいどなニュース・広畑 千春)