重さ20キロになることも!?…北海道らしい「巨大すぎるキャベツ」が話題に
巨大すぎるキャベツの画像がSNS上で注目を集めている。
件のキャベツ画像を紹介したのはブーメラン愛好家で北海道札幌市在住のKTAさん。画像はスーパーマーケットのカートにキャベツを1つ載せた光景をおさめたものなのだが、もう他の食材が入るスペースが見当たらない…。
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▽KTAさんのツイート
「スーパー行ったら大きいキャベツ安かったから買ったけど 他の食材買えないやんこれ」
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「なにかとスケールの大きい北海道だから」と言うだけでは済まされないその超ド級のサイズ感に、SNSユーザー達からは
「大きいのレベルがコラ画像レベルじゃないですかね???????? これ本物ですか??????」
「カートが小さく見えるんですが……。 しばらくキャベツ祭りですねコレ。」
「でかっ!! いやいやいやいや そんなわけ、、、なっ????」
「北海道のキャベツは遠近感とか縮尺とか完璧に無視してくるデカさ こんなん、一般家庭では消費しきれんというか置き場所がねえよ(笑)!」
など驚愕の声が多数あがっている。
この巨大すぎるキャベツはいったい何者なのだろうか?KTAさんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):僕が住む関西圏のスーパーではこんなに大きなキャベツにお目にかかったことがありません…。このキャベツはどのような場所買われたのでしょうか?
KTA:札幌市内でいつも行く近くのスーパーです。値段は1000円くらいでした。
中将:大きい分、まぁ妥当な金額なのでしょうか…。
大きさだけじゃなく重さもかなりのものだと思うのですが、持って帰るのは大変じゃなかったでしょうか?
KTA:持ち帰るのは大変でしたね、レジを通るときにシールで良いですか?ってお米みたいに聞かれました。その後他の食材を箱に入れてキャベツの上に箱を乗せて運びました。重かったです。
中将:このキャベツは北海道ではよく出回っている品種なのでしょうか?
KTA:品種は「札幌大球(サッポロタイキュウ)」ですね。札幌の伝統野菜です。
中将:札幌大球のオススメの調理法をお聞かせください。
KTA:北海道でこれからの時期に漬けるニシン漬けに欠かせません。
今回は実家の母に頼まれて代理購入でしたが、以前母が時期を逃して大球を入手できなかった年に普通のキャベツで作った事があるのですが、全然味が違ってイマイチでした。
札幌大球は昔にくらべ、農家さんの高齢化などが原因で生産量が減少しているようです。北海道の冬の風物詩のニシン漬けが食べれなくなるのは悲しいので、どうか存続してほしいのですが。
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SNSユーザーたちを驚愕させた巨大すぎるキャベツは「札幌大球」という北海道の伝統野菜。1球あたりの重量は8~20kg、球径が40~50cm程度と一般的なキャベツよりかなり大きく育つ品種だということだ。
しかしKTAさんもおっしゃっていたように札幌大球は漬物需要の減少と生産農家の高齢化で生産量が落ち込んでおり、今後食べられなくなってしまう可能性があるらしい。JAや飲食業界と協力しその生産環境を守ろうと活動する「札幌伝統野菜 札幌大球応援隊」という組織も存在するので、ご興味のある方はぜひチェックしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)