SKE48の中心メンバーとして活躍する大場美奈の2nd写真集「答え合わせ」（小学館）が、11月18日に発売される。女性カメラマンと5日間寝食を共にしながら、大場の「アイドル」ではなく「28歳の等身大の女性」の部分に焦点を当てた、ナチュラルな魅力が炸裂した1冊。大場は「自分でも見たことがないような素の顔がたくさん詰まっています」と見どころを語る一方で、「あと、皆さん『大場＝胸』というイメージが結構強いと思うんですけど、今回はお尻の方もアピールさせていただいております」と仕上がりに自信をのぞかせる。

◇「ステイホーム」テーマに等身大の女性像追求

昨年8月に発売された1st写真集「本当の意味で大人になるということ」（スクウェア・エニックス）は、大場曰く「アイドルの王道写真」を目指してハワイで撮影。大胆なビキニやランジェリー姿も話題となり、発売からわずか1週間で増刷が決まるなど、意味深なタイトルも相まって熱い注目を集めた。

今回はコロナ禍を反映し、写真集のテーマを「ステイホーム」に設定。カメラマンの田口まきと2人だけで過ごしながら、普段の飾らない姿を撮影してもらったという。

「田口さんとは打ち合わせを1回してすぐ撮影に入ったので、撮影しながらお互いを知っていく、という感じでした」

「最初は2人とも『楽しいね』とテンションが高かったのですが、やっぱり緊張したり、いいものを作ろうという思いが強すぎたりして、衝突することもありました。そんなときはきちんと話し合い、意見をすり合わせ、仲直り。写真集には2人の関係が親密になっていく過程も詰まっています」

◇「大場美奈＝胸」だけど「尻」も見て！

これまで週刊誌のグラビアなどでも、抜群の存在感を示してきた大場。それでもソロで写真集を出すというのは、やはり特別なことなのだそう。

「グラビアの撮影はほとんどが半日から1日。ポーズや顔の角度をしっかり決めて臨むことが多いです。逆に、写真集は“決めカット”があまりなく、普通に動いたり、喋ったり、笑ったりするところを撮られるので、自然体を見ていただけるという良さがありますね。いわゆる“ザ・アイドル”とは違う、自分でも見たことのない素の私が、今回はたくさん写っています」

その「美バスト」ぶりで注目されることも多い大場だが、「今回は『お尻』も見どころなんです」と強調。「胸だけではなく、全身を楽しんでいただけると思いますよ！」

◇コロナ禍が自分を見つめ直す機会に

2009年にAKB48の第9期生としてデビューしてから早11年。13年にSKE48に加入し、18年にはAKB48のシングル世界選抜総選挙で第8位に。浮き沈みの激しい世界で、第一線を走り続けてきた。だからこそ、今年コロナ禍で一度立ち止まったことは、自分を見つめ直す良い機会になったという。

「アイドルとして生きてきた時間が長かったこともあって、料理や掃除など、人並みにできないことが多いんです。お休みを2日連続でいただけることもなかなかなく、10年以上、自宅は『お風呂に入って寝るためだけの場所』という感じでした」

「公演やイベントがなくなり、家にいる時間が増えたことで、今の自分には何ができて何ができないかということがあらためてよく見えました。この数カ月、家事のスキルを磨いたり、新しいことに興味を向けてみたりと、28歳にしてようやく人生の次のステップを踏み出せた気がします。人からは『今さら？』と思われるかもしれませんが（笑）」

◇SKE48と大場美奈のこれから

SKE48は10月26日、観客を入れた劇場公演を8カ月ぶりに再開。人数はまだ絞らざるを得ず、観客は声を出すことも禁止だったが、出演した大場やメンバーはやはり感慨深いものがあったという。

「客席にファンの方がいてくれるという久しぶりの安心感や楽しさ、そして良い意味での緊張感は格別でした。私たちのことが好きで公演を見に来てくださる人たちが出す空気感って、全然違うんですよ。本当にありがたかったですね」

SKE48のエース、松井珠理奈が今年2月、卒業を発表。大場もこれまで以上にグループを牽引していく存在になる……のかと思いきや？

「おじゅり（松井）はSKE48の象徴で、やっぱり私とは全然違う。私、みんなを引っ張るようなタイプではないんですよ。今は頼もしい後輩もたくさん育ってきているので、私の役割はむしろ支える方。グループのことを俯瞰的に見ながら、後ろからみんなの背中を押してあげられるような先輩でありたいなと思っています」

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大場美奈2nd写真集「答え合わせ」は11月18日発売。1800円（税別）。

発売を記念し、11月14、15日にはSHOWROOMで1000冊サイン書きと事前オンライン予約会を実施。発売日の18日にはMAGNET by SHIBUYA109の5階イベントスペースで「トーク会」を開催するほか、同日21時からはオンライントークイベントも予定している。

（まいどなニュース・黒川 裕生）