寒さが増してきて、温かい飲み物がうれしい季節です。保温性の高いタンブラーにお茶を入れて楽しむ機会も増えますが、いざ飲もうと思ったら、熱々のままで飲むのに一苦労した経験はありませんか？　冷めていないのはうれしいけれど、ここまで熱いままでなくてもいいのに…と、思わずぶつぶつ。熱いものを飲食できない猫舌の人であれば、その辛さはひとしおですよね。そんな悩みを解決するタンブラーが最近開発され、注目を集めています。

生活関連用品の企画・開発・販売を行う株式会社ドウシシャの「猫舌専科タンブラー」。熱々の飲み物を入れると、なんと約3分で飲みやすい温度にしてくれるほか、飲みやすい温度がその後も長持ちするというスグレモノです。

もともと、飲み物の温度をキープするステンレス製真空2重構造タンブラーを発売してきた同社。冷たい飲み物は冷たいままで、温かい飲み物は温かいまま保つことができますが、それでは熱い飲み物の温度がすぐには下がらないため、「猫舌の人にとっては熱すぎて飲めない」という声が寄せられていたといいます。

そこで、ステンレス製真空2重構造タンブラーの内側に「吸熱剤」を入れた、ステンレス真空3層構造の「猫舌専科タンブラー」を開発しました。こちらの商品に80℃の飲み物を入れて実験した結果によると、3分後には約67℃になり、そのまま1時間60℃台の温度をキープしていたといいます。なお、飲み物が約95℃の場合は、3分後の温度は約70℃だったといいます。

口径が80mmと広く、パーツも分解できるため隅々まで洗うことができます。カラーはホワイト・グリーン・ブラック・ピンクの4色展開。サイズは直径88mm、高さ159mm。容量は約320ml（実容量）で、重さは約380gです。

2020年11月中旬より全国の量販店やドウシシャの直販サイト「ドウシシャマルシェ」などを通じて発売されるそうです。