「黄金色に輝く毛並みが美しくて…」初めて見た茶トラに一目ぼれ 市の生活環境課が収容していた猫を家族に

愛媛県に住む真鍋さんは、幼い頃から動物と触れ合う機会が多く、家族全員猫好きなので、いつしか自分も愛猫家になっていた。実家ではアメリカンショートヘアのピースくんを飼っていたが、ある日、市役所に勤める友人から「可愛い子猫を保護している」という話を聞いた。

■市役所が捕獲、保護していた子猫

真鍋さんの実家では、アメリカンショートヘアのピースくんを飼っていて、家族全員猫好き、真鍋さん自身も幼い頃から猫と触れ合う機会が多かったので愛猫家だという。

2016年8月、真鍋さんは、市役所に勤めている友人から「可愛い保護猫がいる」という話を聞いた。愛媛市内で保護された野良猫だったのだが、保健所で処分されるまでの間、市の生活環境課が預かり、里親を募集していた。

■美しい毛並みに一目ぼれ

生活環境課が保護猫を収容しているところに行くと、ケージの中に入れられた数匹の猫がいた。真鍋さんの友人が勧めてくれた子猫は、生後3カ月くらい。くりくりの大きな目が可愛らしく、とても毛並みがきれいだった。

「茶トラ猫を初めてまじまじと見たのですが、黄金色に輝く毛並みが美しく、大きな目と耳が愛らしく思えました。他にも猫がいましたが、迷わず子猫を引き取ることにしました」

8月末、真鍋さんは、子猫を引き取りに行った。子猫をダンボール箱に入れてもらい、車の中では膝の上に乗せていた。

野良猫だったが、大人しく、パニックになることはなかった。ただ、どこに連れて行かれるのか分からず、子猫はきょろきょろあたりを見回していた。

■ツンデレだが甘えん坊

先住猫の名前がピースくんだったので、ラブ&ピースにちなんで、名前はらぶちゃんにした。

らぶちゃんは、先住猫のピースくんにじゃれて甘えた。真鍋さんが気づくと、ピースくんがらぶちゃんの毛づくろいをするような仲になっていたという。

らぶちゃんは、真鍋さんのところに来てから間もなく、布団にもぐりこんで一緒に眠るようになった。成猫になった今でも冬になると布団に入ってきて、腕枕で眠る甘えん坊だ。普段はツンデレ猫だが、「らぶ」と名前を呼ぶと、「ニャー」と返事をして、尻尾を脚に巻き付けてくる可愛らしい一面もある。

実家の2階のベランダが大好きで、よく窓から抜け出しては隣家の瓦屋根に飛び移り、探検を楽しんでいる。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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