ガチャガチャに角川文庫そっくりポーチ「中までこだわりスゴイ」 SNSで人気沸騰、12月には第2弾も発売

 カプセルトイメーカーのアイピーフォー(東京都豊島区)は12月、「角川文庫×かまわぬ 文庫本ポーチコレクション【弐】」を発売します。9月に続く第2弾。

 角川文庫が毎年発売する、人気てぬぐい専門店「かまわぬ」とコラボしたスペシャルカバーがモチーフ。文庫本と同じデザインで、内側には実際のページがプリントで再現されています。

 例えば、第1弾の梶井基次郎「檸檬」のポーチには、文庫本の8、9ページ目が採用されました。主人公が京都・寺町通りの八百屋でレモンを見つけるシーンです。このページを選んだ理由は? 「書店等で販売している角川文庫の帯のテキストに、本文から抜粋した言葉を使用しております。その言葉がのっているページの見開きを、文庫本ポーチの内側にプリントしていただきました」(角川文庫担当者)。

 コの字型のファスナーポーチだから物の出し入れもしやすく、スマホや化粧品、筆記用具などあらゆる使い方ができそうです。またスピンと呼ばれるひものしおりと、本を止めるゴムが付いており、文庫本カバーとしても使用可能です。

■報告続々「やっと見つけた」

 ツイッターでは9月の第1弾発売後から、自身のガチャガチャでの成果を写真とともに報告する人が目立ちます。他の人のかわいい柄を見たり、使い方のアイデアを得たりで、リピートする人も多いようです。

 「ずっと探してた」「やっと見つけためちゃ可愛い」「やっと手に入れました」「2回もしてしまった」「7回やって5種ゲット」「8回しました」「欲しいやつが出てきてテンション上がった」「分厚い文庫本にも合う」「中までこだわりがスゴイ」「持ち歩くのが楽しくなりそう」「かわいくて最高」「第2弾出るのか!」

■「顧客から多数の再販要望」

 前出の角川文庫担当者によると、社内での評判も大変いいとのこと。メーカーのアイピーフォーも手応えを感じているようです。

 「第1弾は発売と同時にSNS上で話題となり、ブックカバーとしても使える仕様を高く評価していただけました。ユーザー様から再販のご要望も多数頂けましたので、発売直後の9月にも再販し、12月には再々販も予定しております」(アイピーフォー担当者)

 第2弾は12月21日から、全国のガチャガチャコーナーなどで順次発売予定。価格300円。適応サイズA6判。材質は本体ポリエステル。

▽第1弾ラインアップ(9月発売分、12月に再々販予定)

「坊っちゃん」夏目漱石、「走れメロス」太宰治、「銀河鉄道の夜」宮沢賢治、「檸檬」梶井基次郎、「蜘蛛の糸・地獄変」芥川龍之介、「山椒大夫・高瀬舟・阿部一族」森鴎外

▽第2弾ラインアップ(12月21日から順次発売)

「杜子春」芥川龍之介、「浮雲」林芙美子、「注文の多い料理店」宮沢賢治、「それから」夏目漱石、「細雪 上」谷崎潤一郎、「津軽」太宰治

(まいどなニュース・金井 かおる)

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