飼い主が近くにいるときだけ非力ぶる猫さん…自己プロデュース能力の高い猫の漫画が話題に

猫の「飼い主が近くにいるときだけ非力ぶる自己プロデュース能力の高さ」と「優先順位下げられるとメチャクチャびっくりする自己肯定力の高さ」について描かれた漫画がSNS上で大きな注目を集めている。

この漫画は「ろん」ちゃんとの暮らしを綴ったコミックエッセイ「黒猫ろんと暮らしたら」(KADOKAWA)で人気上昇中の漫画家、AKRさんによるもの。

自分で開けられる扉をわざわざ飼い主に「開けてほしい」とせがんできたり、飼い主が出かけようとすると「出ていくの?信じられない…」とでも言いたげな顔をしたり…猫を飼っている人なら一度は経験したことのありそうな猫独特の行動の描写は大勢のSNSユーザー達のツボをとらえているようだ。AKRさんにお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):大人気のろんちゃんですが、普段はどんなキャラクターの猫ちゃんなのでしょうか?

AKR:マイペースで穏やかな性格です。もともとは野良猫でしたが、我が家にやってきた初日に膝の上に乗って眠りはじめたり、一緒の布団に入って就寝したりとかなり人懐っこくもあります。

中将:ろんちゃんの魅力、可愛らしいポイントについてお聞かせください。

AKR:顔を近づけると毎回鼻同士をくっつけて挨拶をしてくれたり、おいでと呼ぶときちんと来てくれたりするなど、律儀なところがあります。そういった「頭が良いな」と思うような行動をとったかと思えば、変な失敗をしたり変なポーズで寝たりするなど天然ボケじみたおとぼけ行動をとるところもあって、飼い主心をくすぐっています。

中将:僕も猫を飼っているので今回の作品を見て「あるなぁ~」とほくそ笑んでしまいました。他の読者の方も同様のようですが、大反響へのご感想をお聞かせください。

AKR:特に最後の「かわいいねこがここにいるのにどこかへ行くなんて信じられない、正気か?」の顔などは、とても微妙かつ複雑なニュアンスなので、通じるかどうか不安だったのですが、反応を見ているとどうやらほかのお家の子も同じ顔をしているらしく、しっかりバッチリ通じたようで安心したとともに面白くて笑ってしまいました。

AKRさんは今回の作品以外にもSNS上でろんちゃん関連の漫画や画像を日々投稿している。ろんちゃん独特のもの、猫好きなら誰もが共感するもの、ひたすら可愛いもの…いろんなコンテンツが楽しめるので、ご興味のある方はぜひチェックしていただきたい。

AKR(えーけーあーる)さんプロフィール

三重県在住。5歳の黒猫くろあん(通称・ろん)と暮らす。猫と暮らすのはろんが初めて。2019年3月からTwitterで「ろんの絵日記」を投稿すると瞬く間に人気を集め「黒猫ろんと暮らしたら」として単行本化される。現在「黒猫ろんと暮らしたら」は1巻、2巻が発売中。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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