いつの間にか家に居つくようになった三毛猫…田舎の自然に触れながら、自由にのびのび暮らす
野良猫だったみーこちゃん。時折、大の猫好きの真鍋さんの家にごはんをもらいに来ていたが、居心地の良さを感じたのか、いつしかずっと家にいるようになった。いまでは敷地内で家の中と外を自由に出入りして、のんびり暮らしている。
■いつの間にか居座り、すっかり家族の一員に
愛媛県に住む真鍋さんは、幼少の頃から家に猫がいて、家族もみんな猫好きだった。アメリカンショートヘアのピースくんを飼っていた時に茶トラの保護猫らぶちゃんを迎え、それから約1年後に、同じく茶トラの保護猫とらじくんを迎えた。ピースくんは、平成28年7月に病気で亡くなった。
猫好きの一家が住んでいるのが分かるのか、1匹の三毛猫が家の周りに住み着いた。最初は、たまにごはんを食べに来る程度だったのだが、いつの間にか当たり前のようにいるようになり、すっかり家族の一員になったという。平成30年11月頃のことだった。
■女の子同士だが、相性は最悪
名前は、家族と話し合い、みーこちゃんにした。
「野良猫だったので身体は小さいのですが、動物病院に連れて行くと2歳くらいだと言われました。保護当時、みーこちゃんとらぶちゃんは齢が近かったこともあり、女の子同士仲良くなるように思われたのですが、どうしても仲良くなれず、たびたび鳴き合ってはケンカしていました」
真鍋さんは、実家で5匹の猫を飼っているが、多頭飼いをするにあたり、相性の悪い猫同士が接触する機会を減らしたり、ケアするタイミングをずらしたり、できるだけストレスを感じないよう工夫をして飼っている。
「猫も人間と一緒で、どうしても相性が悪い猫もいるんです。らぶとみーこは犬猿の仲でしたが、最近はケンカすることが少なくなりました」
■猫は家庭円満の秘訣
猫が外に出ることに関しては賛否両論あり、環境省は完全室内飼いを推奨しているが、真鍋さんの実家は田舎にあるので、猫たちは家の中と外、自由に出入りしてのんびり暮らしているという。
真鍋さんが実家に帰ると、みーこちゃんは、地面に転がっていることが多い。
猫と暮らしていると何気ない姿に癒されることが多くなり、家族の会話が増えたという真鍋さん。愛着がわくと同時に、猫が人間にもたらす大きな力を感じているという。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)