カビ?虫?…と思って捨ててない? 白菜の表面にある「黒い斑点」の正体が話題に

白菜の表面にある黒い斑点状の模様がSNS上で大きな注目を集めている。

きっかけになったのは長野県で農園「mano mano」を営む丸角さんの「白菜に『黒い点』があっても食べてください!食べてください!食べてください!この黒い点は『ポリフェノール』なのです!急激な寒さにあたると発生する生理現象で、凍結しないようにと環境に対抗したので甘みがあって美味しいのです!ぜひ召し上がってください!」という投稿。

これに対しSNSユーザー達から「カビだと思って捨ててました。これから食べます。ありがとうございました。」「昨日スーパーで、うわっ虫いっぱい!と言って避けてた方がいた横で、やった!と即行カゴへ入れました(*´﹀`*)」「今迄気にせず食べていましたが、ポリフェノールとは知りませんでした。これから黒い点の多い白菜を選んで買いまーす!教えて下さりありがとうございました」「私も昔ばあちゃんから聞きました。白菜の黒い点はその白菜が甘くなった証拠だと。ほんと味噌汁にしたり煮込むと甘みを感じます。」など数々のコメントが寄せられているのだ。

白菜が育つ過程を観察したことがあったり、それでなくとも調理の過程で注意深く観察したことがある方ならあの模様がカビや虫でないことは一目瞭然だと思うのだが、世の中それだけ野菜に関する知識や関心が失われているということなのだろうか。

今回の投稿について丸角さんにお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):ご投稿が大反響になっていますが、そもそもそんなに白菜の黒い模様を嫌がる方がいたということにびっくりしました。

丸角:実は今回とまったく同じツイートをちょうど一年前にもしてるのです。

その時も多くの反響があり、小売店や飲食店、加工業者の方などが実際にこのようなクレームで困るケースが多くあることを知りました。ツイートがきっかけで白菜の斑点の意味が消費者にも広く認知されて、小売や加工業者の方々にとても感謝されたことから、もっと広く世の中に伝えたいと思い、今年もツイートした次第です。

中将:ご投稿もバズったのも2回目だったんですね。今回またご投稿されて実感としてはいかがでしょうか?

丸角:今回の反響をうけて、まだまだ知らない方も多い印象を受けました。インターネットの中でもTwitterというプラットホームの中だけですので、実際にはまだ世に知られていない事なのかと思います。これからも伝え続けていきたいです。

   ◇   ◇

▽「manomano」概要

所在地:長野県佐久市布施416-3

manomanoでは現在、完全無農薬、自然栽培のお米を販売中

   ◇   ◇

鍋料理など、寒い時期には欠かせない冬の味覚、白菜。

今度、スーパーマーケットや八百屋で白菜を買う時はぜひ斑点の多い美味しいものを選んでいただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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