大阪で出会える「特製ハニートースト」 有名スイーツコンシェルジュと老舗蜂蜜店がタッグ
関西を中心に活躍するスイーツコンシェルジェの磯貝由起さんがプロデュースした「特製ハニートースト」が「ホリデイ・イン&スイーツ新大阪」(大阪市淀川区西宮原)で楽しめる。期間限定で16日から31日まで。1930年に創業した京都の老舗蜂蜜店「ミールミィ」(中京区)とのコラボメニューとあって反響間違いなし。こんなときだからこそ、午後の”濃密”なひとときを過ごすのもいいかもしれない。
新大阪駅から西へ歩いて10分ほど。昨年10月にオープンした「ホリデイ・イン&スイーツ新大阪」では午後のティータイムを充実させるため、この16日から31日まで「特製ハニートースト」をホテル1階のカフェ「Cafe Hi!」で提供する。
プロデュースしたのは人気スイーツコンシェルジェの磯貝由起さん。もとは英語通訳の仕事をメーンにしていたそうだが、最近ではスイーツ姉さんとして親しまれているそう。関西の情報番組に登場し、数々のとっておきの穴場スイーツを紹介。その実力が認められ、いまや一流ホテルでの「スイーツフェア」のコーディネートもしている。
今回の企画は、午後の時間をより楽しんでもらうメニューを模索していたホテル側と磯貝さんのスイーツ愛と狙いが一致したもの。「昨年の10月に開業してからランチは人気でしたが、スイーツのメニューがありませんでした。アフタヌーンティーの時間を楽しんでもらおうと思いついたのが、このハニートーストです」と磯貝さんは話す。
そこで、迷わずコラボしたのが京都の老舗蜂蜜店「ミールミィ」だった。同店の看板メニューでもあるハニートーストはアイスクリームやコームハニーといわれる巣蜜、フルーツに加えて「ミールミィ」が厳選した5種類のハチミツの食べ比べができるのがポイント。さらに、2種類のハチミツをかけ放題というのもうれしい。
「テレビ番組のよーいドン!のおすすめ3でもご紹介させていただきましたが、とにかく反響が凄かったんです。自信を持ってオススメできます」
何しろ「ミールミィ」を経営するのは京都・三条で90年以上の歴史を誇る株式会社金市商店。伝統のみならず、市川拓三郎代表取締役は何と最高峰のハチミツを探し求めて世界中を駆け回るハニーハンターとしても知られている。
実際、5種類のハチミツを味わってみると、産地や花によって酸味や香りがかすかに違った。その内訳は①金市の国産蜂蜜②国産みかん蜂蜜③季節の蜂蜜(アルゼンチン産百花蜜)④ハンガリー産アカシア蜂蜜⑤グアテマラ産コーヒー蜂蜜。かけ放題用の蜂蜜は①国産りんご蜂蜜②カナダ産ブルーベリー蜂蜜が用意され、それぞれ独特の風味があった。
またトーストの食パンは「ミールミィ」がこのメニュー用に開発したこだわりの逸品。分厚いのが好きな関西人向けで、やや大きめのサイズながらハチミツの風味を生かす軽い食感が魅力だそうだ。
「正直なところ、パンがかなり大きくて私一人だと多いかな、と思うのですが、スープをオーダーしたらランチにもなりますね。ホテルで、このお値段でこのボリュームは本当にお得。それにミールミィさんと言うと京都にあるので特に今は行くのって、ちょっと…という方にも新大阪で味わうことができますから」
特製ハニートーストは1100円。ワンドリンク(コーヒー、紅茶、ドリンク類)とセットで1300円。その他のメニューはドリンク単品(コーヒーなど)454円~、 ミネストローネスープ300円となっている。
「こんなご時世ですが大勢での会食ではなく、広々とした空間でハニートーストを楽しんで心の潤いを持っていただきたいです」と磯貝さんは話す。
一方、ホリデイ・イン新大阪は長期滞在型としてキッチンや洗濯機を備えた日本初のホリデイ・インとしてオープン。悪戦苦闘が続く中、近くの「がんこ」と提携し、てっちり鍋のルームサービスを始めるなど、あの手この手のおもてなしに取り組んでいる。もちろん、新型コロナウイルス感染症感染予防対策も徹底しており、食事のときぐらいは束の間の癒やしの時間を楽しむのもありではないだろうか。
(まいどなニュース特約・山本 智行)