10年前、息子のために母が作ったラップの空き箱電車「捨てられない」にネット「愛あふれる力作」「捨てないで」
「めるママっくす@はてなブロガー」さんがツイッターに投稿した写真が話題です。
「息子のために、約10年前に作ったサランラップ電車達 思い入れが強すぎて捨てられない」
写真にはラップの空き箱を利用して作ったおもちゃの鉄道車両がびっしり。「愛があふれる力作」「これは宝物」「めちゃめちゃ素敵」「手作りおもちゃイイなあ」「親の愛」「愛情って形があるんですね」「捨てないで」「捨てたらあかん」等のコメントが寄せられ、いいねの数は1.3万を超えます。
■クオリティーの高さ絶賛
「プラレールを買う代わりにサランラップ電車職人になりました」と10年前を振り返るめるママっくすさん。今年に入りブログ仲間が鉄道ペーパークラフトについてツイートしているのを偶然目にし、自作のラップ電車のことを思い出し写真を投稿したそうです。
反響の大きさに「正直驚いています」。ツイッターを始めてまだ1年弱。これまでいいねの数は1日5つほどでした。「ツイッターってこういうふうに拡散されていくんだと、割と他人事のように眺めていたりもします」。
手作りした車両は全部で38本。300系、500系のぞみ、700系、E5系マックス、E2系あさまなど実在の車両以外に、オリジナルもあるというから驚きます。
作り方はラップの空き箱に画用紙や折り紙を貼るだけ。美術の経験はないそうですが、写真を見た鉄道ファンの人たちからも「クオリティー高い」「特徴とらえてる」と絶賛されます。
「10年前は、子ども向けの電車のDVDをよく観たり、電車に乗りに行ったりしていました。もともと電車が好きだったわけではなく、子どもが好きなものに興味が湧き、一緒に覚えたという感じです。今は電車の知識を忘れてきています。それでも息子が昔好きだった電車ネタはブログ仲間がつぶやくと気になります」
■息子さんは今…
当時、床に寝っ転がり夢中で電車遊びをしていた息子さんも今では「14歳の中学2年生です」。ご自分のおもちゃがツイッターで話題になっていることは知っているのでしょうか。
「いいねやリツイートが増えるたびに報告しています。ツイッターにつぶやく前にも話しました」
さらに息子さんはこんな行動に出たそうです。
「ツイッターで話題になって飾り出しました。それまでは押し入れに眠っていました」
投稿には「思い入れが強すぎて捨てられない」とありましたが、今後も大切に保管されるのでしょうか。
「今回のことで家族の絆がより深まりました。ツイッターで多くの方が『保存してください』とコメントをくださいました。息子が独立するまではとっておこうと思っています」
(まいどなニュース・金井 かおる)