コロナ禍で地震にあったら、愛犬の命をどう守る?…「犬と一緒に生き残る防災BOOK」に注目
きょう1月17日で阪神・淡路大震災から26年。そしてまもなく東日本大震災から10年になります。災害への備えの必要性が重ねて訴えられる中、愛犬の防災対策をまとめた書籍に注目が集まっています。
辰巳出版グループの日東書院から発売された『決定版 犬と一緒に生き残る防災BOOK』です。地震、台風、土砂崩れなど、様々な災害に見舞われる「災害大国ニッポン」で、家族同然の愛犬を守るために知っておきたい“サバイバル術”をまとめているそう。コロナの影響により、避難所に多くの人が集まるのは極力避けた方がいいとされている昨今の情勢にあわせ、在宅避難を基本とし、車避難やテント避難、ホテル避難などいろんな避難を提案しているといいます。
具体的には以下のような内容が紹介されています。
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▽災害シミュレーション・チャート
被災時にどこにいるか、犬と一緒に避難できるか、避難生活をどこで送るか…。あらゆる状況をシミュレーションできるチャートで、備えや対処法をイメージしておきましょう。
▽犬種別・同行避難に必要なモノ
災害時の避難は徒歩が基本です。小型犬や子犬はリードではなくキャリーバッグに入れて運ぶのが◎。中・大型犬であればリードやハーネスで連れ歩きますが、首輪やハーネスが抜けやすくなっていないかよく確認を。犬用カートも道路状況によっては使えない恐れがあります。
▽最優先で持ち出すモノ
犬用の非常用グッズで最優先で持ち出すべきものは、命や健康に関わるモノ。ドッグフードも必須。嗜好性の高いおやつも用意しておくと◎。持病のある犬は薬のストックや療法食も用意しておきましょう。
▽私にもできる応急処置
出血、骨折、やけど、熱中症、心肺停止など、様々な応急処置を紹介。処置を行う際は、飼い主さん自身に危険が及ばないよう安全な場所で行ってください。何よりも飼い主さんがまず落ち着くことが大切です。
▽避難所でのお世話
コロナにより在宅避難が推奨されていますが、避難所でのお世話のコツもしっかりカバー。屋根のない場所でのお世話や、係留する場合のお世話の方法を提案します。
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そのほかにも「小型犬~大型犬ごとの防災情報」「短毛種やダブルコート…犬種別の注意点」などを紹介。「普段の備え」から「生活再建」までしっかりカバーし、“ウチのコ”に役立つ情報が必ず見つかる一冊だといいます。SNSでは本の内容について「めっちゃためになる」「何が起こるかわからない時代だから準備しなきゃ」「たくさんの愛犬家に届いてほしい」といった声が寄せられています。
A5判、128ページ。1300円(税別)。全国の書店のほか、Amazon、楽天などで発売されています。