人気の犬種ランキング1位はトイ・プードル でも「いつか暮らしてみたい犬」を聞くと…TOP10は大型犬ばかりに?
ペット保険を取り扱うアニコム損害保険株式会社は、このほど最新の「人気犬種ランキング2021」を発表しました。小型犬がのきなみ上位にランクインする中、不動の人気となったのは「トイ・プードル」。一方で「一緒に住んでみたい犬種」をアンケートで聞いてみたところ、「ゴールデン・レトリーバー」がトップに。上位ほとんどを大型犬が占めたといい、同社は大きな犬と暮らすのが難しい「日本の住宅事情」が関係しているのではと分析しています。
同社では、2008年から毎年人気犬種のランキングを発表しています。今回の調査では、2020年1月1日から12月31日の間にアニコム損保のペット保険に新規契約した0歳の犬・12万8674頭から、犬種を集計しました。一方、「いつか一緒に暮らしたい犬種」については、12月にネットアンケートを行い、677件の回答から集計しました。
■1位は…不動の人気!12連覇の「トイ・プードル」!
人気犬種ランキング1位は「トイ・プードル」。堂々12連覇を達成したといいます。 また、トップ3の「トイ・プードル」「チワワ」「MIX犬(10kg未満)」の人気が高い傾向が続いていて、昨年同様にトップ3で約半数を占めているそうです。
トップ10圏内では、5位ポメラニアン(昨年6位)と6位ミニチュア・ダックスフンド(昨年5位)、8位フレンチ・ブルドッグ(昨年9位)と9位ヨークシャー・テリア(昨年8位)の入れ替わりがあったものの、昨年同様の犬種がランクインし、小型犬人気が続いているといいます。
11位以下のランキングにおいても、大きな変動が見られず、昨年30位までに入ったゴールデン・レトリーバーなどの大型犬5種も継続してランクインしているそう。そのような中、ミニチュア・ピンシャーが昨年22位から18位へ順位を上げていたといいます。
■いつか一緒に住んでみたい犬種NO.1は 「ゴールデン・レトリーバー」
トイ・プードルをはじめとする小型犬人気が続く一方、いつか一緒に暮らしてみたいと思っている犬種についてアンケート調査を行ったところ、トップ10のほとんどを大型犬が占めたといいます。
1位の「ゴールデン・レトリーバー」と暮らしたい理由は「温厚な性格と人懐っこさ」「賢くて存在感がある」「人懐っこくて優しい性格。ゴールドの毛並みが優雅」「優しい眼差しと優雅な毛並み」などがあり、性質、見た目ともに好感度が高いことがわかります。
2位の「シベリアンハスキー」の理由では、その凛々しい見た目のほか、「マンガを読んで小さい時からあこがれている」などが見られました。また、「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」では、もふもふの毛並みに魅力を感じている声が多く見られたそうです。
なお、アンケート結果には、「犬種、血統は関係ありません。保護犬など、自分が巡り合った犬を大切にします」という声も見られたといいます。
同社は「近年では、純血種にこだわらず保護犬を迎えるという選択も広がっています。犬種には歴史に紐付くそれぞれの特性があります。安易に考えず、それぞれの特性をきちんと理解し、最後まで面倒を見る覚悟をもったうえで、ライフスタイルに適した犬を迎えていただければと思います」と説明しています。