世界400超ものジェットコースターに乗った男が語る「一番怖かったマシン」ベスト5 1位はレールが切れてるタイプ!?
世界中を飛び回り400以上のジェットコースターに乗った「ジェットコースター男」さんが、乗ってみて一番怖かったジェットコースターベスト5を紹介します。瞬時に加速したり、レールが切断されていたり…。中にはメンテナンスが不安なほうが怖かったりするものも。コロナ禍ということもあって、なかなかテーマパークには足が遠のいてしまうこの頃ですが、写真と動画でせめてもの爽快感を味わってみませんか?
■5位:ええじゃないか(日本:富士急ハイランド)
座席が前や後ろにグルグル回転しながら走行するジェットコースター。落下している最中に座席が回転して仰向けになり空を眺めながら落下したり、逆に真下を向いたままの状態で上昇したりと、今までの常識が通用しないジェットコースター。様々な回転の組み合わせで先の読めない予測不能な展開に、これは現実なのか夢なのか分からなくなり、怪物にブンブン振り回されて遥か彼方へ投げられるような(映画やアニメでよく見るシーン)感覚が体験できます。
■4位:ローラーコースター(中国:南昌之星遊楽園)
中国の南昌にあるミニサイズのジェットコースター。中国のジェットコースターと聞くと不安に感じる方がいるかもしれませんが、まさにその通りで、乗り場近くにボロボロになった車両が放置されており乗車前から不安を煽ります。また、コースの真横に洗濯物を干してあり、ジェットコースターの風で洗濯物を乾かすという日本では考えられない珍景色を見ることができます。裸の大将のような白いタンクトップと短パンのおっちゃんが不愛想に運転操作しており、メンテナンスは問題ないのか?このまま乗っても大丈夫なのか?と一味違ったスリルを味わうことができます。
■3位:白鯨(日本:ナガシマスパーランド)
日本初の木と鉄のハイブリッドコースター。1994年にオープンして話題になったホワイトサイクロンという世界最大級の木製コースターを鉄で補強して2019年にリニューアル。木製では実現できなかった激しく揺さぶられるトリッキーなコースレイアウトが魅力です。体がフワッと浮く(マイナスG→ジェットコースター界隈での専門用語)ポイントが多く取り入れられており、まさに白鯨が大海原を激しく遊泳しているようなイメージです。木製コースターならではの木組みの中を走行するコースも残されており、頭がぶつかりそうな木柱スレスレを猛スピードで走行するのでスリル満点です。白い木組みと青いレールが絡み合い、巨大な現代アートのようで美しく見て楽しむこともできます。
■2位:フォーミュラーロッサ(アラブ首長国連邦:フェラーリワールド)
アブダビのフェラーリのテーマパークにある世界最速のジェットコ-スター。フェラーリのF1マシンをモデルにしたジェットコースターで、スタートして約4秒で世界最速の240km(ギネス記録)に達します。生身で体験する240kmは異次元の世界。速度が速すぎて空中の埃や虫などが目に入ると危ないので、安全のためにスカイダイビングで使用するゴーグルを着用して乗車します。宗教上の理由で素顔を見せない女性のために髪や顔を覆うカバー(覆面のようなもの)が準備されており、ジェットコースターに乗るルールも国によって違うので印象に残っています。
■1位:グラビティ・マックス(台湾:探索楽園)
台湾にある世界でも珍しいシーソー型のジェットコースター。最初ゆっくりと巻き上げで頂上まで登ると、その先のレールが切断されています!この先どうなってしまうのかドキドキしていると、レールがシーソーのようにゆっくりと下に傾き、真下に向いた状態で停止、少し焦らされた後にロックが外れて地中の中へ垂直に落下します。真下に向いた状態で焦らされていつ落ちるか分からない恐怖、今まで色んなジェットコースターに乗ってきましたが一番怖かったです。
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【ジェットコースター男】ジェットコースターに乗ることが生き甲斐のマニアで、世界420機種のジェットコースターに乗車。日本国内のジェットコースターは全て制覇しており、次は乗車数500を目指してジェットコースターに乗る日々を送っている。ジェットコースターに乗るだけではなく写真を撮影するのも好きで、日本発となるジェットコースター写真展を開催。SNSで撮影した写真や映像を用いてジェットコースターの魅力を発信しており、テレビやラジオなど数々のメディアにも出演している。