「どうしよう…今月ピンチ！」「最近出費が多かったから支出を抑えたい…」そんなとき、真っ先に削れるものと言えば「食費」ではないでしょうか。食費は家賃やローンなどのような固定費とは異なり、調整できる支出項目の一つです。そのため、食事に用いる食材を厳選すれば食費を節約しやすくなります。そこで、「家計がピンチ！」なときに助かるときの味方「もやし」のレシピをご紹介。メインのおかずに出来るもやし料理をチェックし、さっそく今日の夕食の献立として検討してみてください。

■もやしでかさ増し！チンジャオロース

チンジャオロースと言えば、豚肉やピーマン、たけのこなどが盛りだくさんの中華料理。子ども達からも人気の高いメインおかずですが、もやしとの相性が抜群なのをご存じですか？

もやしを多めにしたチンジャオロースなら、もやしのシャキシャキが一層食欲を刺激します。「ピーマンが苦手…」という子どもをお持ちなら、もやしで代用してみてもいいかもしれませんね。

【材料】3人前

・豚肉　200g

・ピーマン　2～3個

・たけのこ（水煮）　100g

・もやし　1/2袋

・にんにく　1かけ

・しょうが　1かけ

・サラダ油　大さじ1

・ごま油　大さじ1

・酒　大さじ1～2

・砂糖　小さじ1

・しょうゆ　大さじ1

・オイスターソース　大さじ1

・鶏ガラスープ　小さじ1

【作り方】

1.豚肉、ピーマン、たけのこを細切りに

2.ボウルに酒、砂糖、しょうゆ、オイスターソース、鶏ガラスープを入れて混ぜる

3.フライパンを熱してサラダ油を入れる

4.にんにく、しょうがを熱してから豚肉を炒める（色が変わるまで）

5.ピーマン、たけのこ、もやしを入れて炒める

6.ボウルで混ぜておいた合わせ調味料を入れてさらに炒める

…ピーマンやたけのこの分量を減らし、もやしを多めにするとさらにコストパフォーマンスがアップ！

安いのにボリューミーだから、食べ盛りの子ども達も大満足間違いなしですよ。

■手軽&美味しい！「麻婆もやし」

麻婆もやしは麻婆豆腐のもやしバージョンです。豆腐の代わりにもやしをたっぷり入れれば、立派なごはんのおかずになります。もやしをたっぷり入れても安く済みますので、家計がピンチの時に大助かりです。

【材料】2～3人前

・もやし　1袋

・豚ひき肉　100～150gg

・しょうが　1かけ

・にんにく　1かけ

・豆板醤　小さじ1

・酒　大さじ1

・砂糖　大さじ1/2

・しょうゆ　大さじ1/2

・オイスターソース　小さじ2

・鶏ガラスープのもと小さじ1

・水　100ml

・片栗粉　大さじ1/2

・水　大さじ1

・ゴマ油　大さじ1

【作り方】

1.しょうがとにんにくをみじん切りにしておく

2.熱したフライパンにごま油を入れる

3.「2」に「1」を入れる

4.香りがたってきたら豚ひき肉を入れて炒める

5.豚ひき肉の色が変わってきたら豆板醤、酒、砂糖、しょうゆ、オイスターソース、鶏ガラスープのもとを入れて炒める

6.もやしを全て入れてさらに火を通す

7.水溶き片栗粉を「6」に回し入れる

8.トロミがついたら完成

…麻婆もやしはお好みで刻んだネギを散らしても美味しいですよ。もやしをたっぷり1袋使うので、とってもボリューミーに仕上がります。ちなみに、もやしの臭みが気になる方は、フライパンで炒める前に沸騰したお湯にサッとくぐらせておくことがおすすめです。

■シャキシャキで食べ応えも抜群！「もやし入りハンバーグ」

ハンバーグと言えば、子どもから大人気のおかずですよね。しかし、子どもたちの胃袋の大きさに合わせて、大きなハンバーグを作るとちょっぴりコストが…と気になるのが正直なところです。

そんなときには、「もやし入りハンバーグ」がおすすめ。もやしでかさ増しできるだけでなく、もやし独特のシャキシャキ感が意外にもハンバーグに合っていて美味しいですよ。

【材料】2～3人前

・もやし　1/2袋

・合いびき肉　150g

・卵　１個

・パン粉　大さじ４

・しょうゆ　小さじ２

・塩　少々

・こしょう　少々

・サラダ油　大さじ1

【作り方】

1.合いびき肉、卵、パン粉、しょうゆ、塩、こしょうをボウルで混ぜる

2.「1」にもやしを入れて、しっかりと混ぜる

3.「2」を成型して空気を抜く

4.熱したフライパンにサラダ油を入れる

5.フライパンにハンバーグのたねを入れて焼き色がつくまで焼く

6.焼き色が付いたらひっくり返して4～5分蒸し焼きにする（中火）

7.中まで火が通ったら完成

…ハンバーグは、お好みでおろしやデミグラスソースなど、どんな味を選んでもOK。家族のリクエストに合わせてみてください。

■アレンジは自由自在！もやし×パスタ

もやしとの組み合わせとしてはやや珍しい「パスタ」。しかし、レシピ次第では、パスタともやしは抜群の相性です。例えば、ツナパスタに火を通したもやしを追加したり、ナポリタンの具としてもやしを活用することもできます。

パスタは、炭水化物＋たんぱく質の組み合わせになりやすいので、もやしを入れることで栄養バランスにもメリットが増えます。ただし、もやし×パスタの場合、もやしから水分が出てしまうことがあります。そのため、カルボナーラなどのような、「濃厚さ」が特徴のパスタには不向きです。

ぜひ、パスタが好きな方や、家族の食事のパスタを検討したときには、もやしとの組み合わも考えてみてください。

■たっぷりもやしでヘルシーに「もやしのあんかけうどん」

もやしのあんかけうどんは、ヘルシーかつ食べごたえ抜群の食事メニューです。

独特の歯ごたえと、もちもちのうどんがマッチして食欲が一層刺激されること間違いなし。実は、我が家でももやしのあんかけうどんは好評です。

【材料】3人前

・うどん（茹で）　3玉

・人参　30g

・玉ねぎ　半分

・もやし　1/2袋

・しょうが　1/2かけ

・ごま油　大さじ2

・豚ひき肉　200ｇ

・水　300ml

・だし汁　100ml

・こしょう　少々

・水溶き片栗粉　大さじ2

【作り方】

1.人参と玉ねぎを食べやすい薄切りにする（にんじんは短冊切りでもOK）

2.しょうがをみじん切りにする

3.フライパンにごま油としょうがを入れて熱する

4.香りがたってきたら豚ひき肉を入れて炒める

5.豚挽き肉の色が変わってきたらにんじん、玉ねぎ、もやしを入れてさらに炒める

6.水、だし汁、こしょうを入れてひと煮立ちさせる

7.火を止めて「6」に水溶き片栗粉を加える

8.湯通ししたうどんを器に盛る

9.「7」を「8」にかけて完成

…野菜類はお好みでアレンジ可能です。ほうれん草を入れたり、ごぼうを入れたりなど、家族の好みに合わせて食材をチョイスしてみてください。

■もやしは万能食材！家計のためにもどんどん活用しよう

もやしは数ある食材の中でも、とにかくコスパが抜群な食材です。そのうえ、独特の食感が食欲をそそったり、ボリューミーな一品にしたりなど、家族に嬉しいメリットがもりだくさん。ぜひ家計がピンチなときには、もやしを積極的に活用してみてください。

（まいどなニュース／BRAVA編集部）