「指サック、使わないけど使いたい」…はにわ型の「はにさっく」が話題「とぼけた表情がたまらん」
見れば見るほど太古のロマンを感じるはにわ型の指サック「はにさっく」がSNS上で注目を集めている。
事務作業には縁がないというTwitterユーザーのくろまいさん(@t_kuromai)もその絶妙なたたずまいに魅せられはにさっくを購入。
はにさっくさまざまなシチュエーションで撮影した画像を投稿したところ、SNSユーザー達から
「普段指サック使わないけど、これなら使いたいですねー」
「これ欲しいな~インボイスとかめくる時に可愛くてやる気出そう…」
「こ、これは素晴らしいです!遊び心が止まらないやつ( ᐛ )σ開けにくいビンの蓋を開ける時に使いましょう。飲みかけのWINEの栓にしたりも出来るかなぁ(笑)」
など数々のコメントが寄せられている。
くろまいさんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):ビックカメラでオススメされたとのことですが、どのようなシチュエーションでオススメされたのでしょうか?
くろまい:ビックカメラ公式アカウントのツイートで、はにさっくを知り購入しました。
中将:はにさっくをご覧になった際のご感想をお聞かせください
くろまい:実物も丁寧な作りでデザインが気に入ってます。2サイズ入りですが、女性の指には若干大きいです。
中将:実際に装着されてみて、指サックとしての実用性についてはどんな印象をもたれましたか?
くろまい:マニアックな商品だと思っていたので、サブアカウントでひっそり報告したのですが、意外にもリツイートのスピードが速くて驚きました!
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くろまいさんは、はにさっくの古墳ナイズされた世界観を活かせるさまざまな用途を、ツイッターで提案している。ご興味のある方はぜひ参考にされたい。
はにさっくについて、販売元である株式会社ライオン事務器の広報ご担当者にお話をうかがってみた。
中将:大変ユニークな商品ですが、はにさっくはどのような経緯で発売に至ったのでしょうか?
担当者:当社の若手社員を中心に活動している「夢工房」という商品企画開発プロジェクトがあり、メンバーのある1人が博物館で埴輪を見たことをきっかけに、「指サックと埴輪、似ている…!」とふと思いついたことから生まれたアイデアです。
中将:よほど普段から指サックに対する想いが強い方だったんですね…!制作される上でこだわった点、ご苦労された点などお聞かせください。
担当者:100近くのポーズのパターンから、指サックとしての機能をきちんと果たすものに絞り込み、埴輪らしいどこかとぼけた雰囲気や、ちょっと隙のある表情などを選定しました。埴輪ファンの方にも受け入れていただけるよう、あまりデフォルメしすぎないようにしつつも、そばに置きたくなる愛らしさや癒しオーラを持たせつつ…といったバランスを追求しました。
また色合いについても、特に大サイズはできる限り本物の埴輪の色に近づけるようにこだわりました。開発担当者は、博物館をいくつか周り、実物の埴輪をじーっと観察した上で、色や質感などの参考にしていました。
中将:あざとすぎず、固すぎずな絶妙な仕上がりがSNS上でバズってる理由でしょうか。現在の反響についてご感想をお聞かせください
担当者:プレスリリースで発表した直後(2020年7月)から、予想を大きく上回る反響をいただき驚きました。文房具ファン、埴輪ファン、そして“ちょっと変わった面白いもの”が好きな方など、幅広い層に受け入れていただけたようで、大変ありがたいです。
デスクなどに飾って「かわいい」「癒される」とSNSに投稿していただくことが多いのですが、事務用品としての機能だけでなく、コロナ禍でのちょっとした癒しに繋がっている様子を垣間見ることができ、とても嬉しいです。
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現在、はにさっくは6パターン(3ペア)が発売中。コロナ禍で煩わしくなってしまいがちな日常生活にほどよい愉しさを与えてくれそうなアイテムだ。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)