“料理界の東大”調理師専門学校が教える「おうちお花見」レシピ…春ならではの彩りと味わいを楽しんで
各地で桜の開花が観測されています。コロナ禍のため、花見や歓送迎会の自粛が呼び掛けられる中、今年の花見のトレンドは「おうちお花見」だそうです。
桜の木の下で仲間たちとワイワイできない代わりに、自宅でいつもよりちょっと気合を入れた料理にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
“料理界の東大”と呼ばれる大阪拠点の調理師専門学校「辻󠄀調グループ」のレシピを紹介します。
■春に美味しい和の味わい「茶巾すし」
お弁当スタイルもできる、1人1人分けやすいお花見料理「茶巾すし」の作り方です。
【材料】約4人分
米…3合
寿司酢…120ml (酢:100ml/砂糖:40g/塩:20g)
エビ…8尾
焼きアナゴ…1尾
きゅうり…1本
アサリの佃煮…60g
いりごま(白)…大さじ2
卵…10個(水溶き片栗粉:大さじ2/塩:少々)
三つ葉…16本
ガリ(薄紅しょうが)…適量
サラダ油…適量
塩…適量
【作り方】
▽寿司酢を作る
(1)ご飯は通常よりやや固めに炊き、半切りにあける。
合わせておいたすし酢を回しかけ、しゃもじで切るように混ぜ合わせる。
★Point:半切りとしゃもじは前もって水につけておき、使う直前に水気を取ります。
▽エビを準備
(2)エビは背わたをとり、腹側の殻と身の間に竹串を打って塩ゆでし、氷水に落として水気を取る。
(3)竹串を抜いて殻をむき、一口大に切る。
▽アナゴを準備
(4)アナゴは焼き網にのせ、直火でさっとあぶる。
★Point:特に、皮目をしっかり焼きましょう。
(5)2cm幅に切る。
▽きゅうりを準備
(6)きゅうりは塩を振って板ずりする。
★Point:きゅうりを上から少し力を入れて手のひらで押さえ、前後に転がします。
(7)熱湯にさっとつけて、氷水に落とし、色出しする。
(8)縦半分に切って種を取り、斜めに薄切りにする。軽く塩もみし、水で洗う。
★Point:きゅうりは種を除くと、歯ごたえよく感じられます。
▽アサリの佃煮を準備
(9)アサリの佃煮は出刃包丁で細かく刻む。
★Point:佃煮を使うと、すし飯を手軽に一味違った味わいにすることができます。
▽具をあわせる/三つ葉を準備
(10)すし飯に、エビ、アナゴ、きゅうり、アサリの佃煮を混ぜ、俵形にまとめる。
(11)三つ葉は塩ゆでし、2本ずつ根元を結ぶ。
▽薄焼き卵を作る
(12)卵を溶きほぐし、塩少々、水溶き片栗粉を加えて混ぜる。フライパンを熱して、
薄くサラダ油をひき、卵を薄く流し入れ、表面が乾いたら裏返してさっと焼く。
★Point:卵に水溶き片栗粉を加えると、薄く焼いても破れにくくなります。
▽仕上げる
(13)薄焼き卵にすし飯をのせて包み、三つ葉をかけて結ぶ。
(14)器に盛り、ガリを添える。