スポーツトレーナーに聞いた、バストアップに効くストレッチ!代謝アップでダイエット効果も
■ バストが上向く!肩こりや猫背の解消にも役立つトレーニング
「なんだか、バストが落ちてきたような気がする……」。
鏡の中の自分に、あれ?と思った経験はありませんか。自粛や巣ごもり生活で運動不足の人やジムやヨガにいくのも面倒という人に、家で座ったままできる、バストアップに有効なトレーニングを教えてもらいました。
1.体の前で、手のひらから肘までを合わせます。肘は、バストトップの高さで直角を意識します。
2.肘を直角にしたまま、左右にグーッと開きます。この時、自分の胸がパアッと上に向かって開くのをイメージして。肘が下がらないように気をつけましょう。
3.頭の上で手のひらをクロスさせるように、両腕を頭の上にあげます
3.まで行ったら2、1の順に腕を戻していきます。これを気持ちいいと感じるまで5回1セット。仕事や家事の合間に行いましょう。コツは前かがみにならず、あごを引いて行うことです。
「現代人は、長時間スマホやパソコンにむかっているせいか猫背になりがち。するとバストも下がってきます」というのは、トレーナーですずき鍼灸接骨院の鈴木密正さん。
ぐっと胸を広げる動きを繰り返せば、下がったバストも自然に上向きに。さらに肩を後ろへ引く動きで、猫背の解消にもなります。
この動き、実は肩甲骨を動かすトレーニングとのこと。肩甲骨は肩こりや首の痛みの原因ともいわれます。続ければこれらの症状の軽減が期待されます。
■しなやかさを手に入れ、さらにダイエットまで!
このトレーニングで、右肩の痛みから解放された女性がいます。昨年春から趣味のダーツの練習に励み、一年も経たない12月に見事プロテストに合格した西川綾さんです。まさにノンストップの進化を見せる彼女ですが、昨年9月頃に練習のし過ぎとケア不足で右肩を痛め、鈴木さんの鍼灸整骨院を訪れました。
ダーツを投げ放つ動作には、筋肉よりなめらかに動く上半身が必須。そこで上記のトレーニング法で肩や肩甲骨の周辺をほぐし、緊張を取ったおかげで動きがスムーズになりました。また肩甲骨や股関節を柔らかくし、スポーツに必要な体の土台を整えた結果、フォームが安定。西川さんも思い通りに体が使えるようになったと実感しています。運動量も増え、なんと全身ダイエットにも成功しました。
西川さんが普段練習する大阪・梅田のダーツバー「Bar Cross」の代表、吉良遼太郎さんもダーツを楽しむ一人で、西川さんを支えます。
吉良さんは「ダーツは老若男女、誰もが挑戦できるスポーツ。ただプロは男性が2000人弱、女性は500人ほどで、ダーツ人口もまだ少ない」と言います。だからダーツの魅力をもっと多くの人に知って欲しいと、西川さんにどんどん活躍して欲しいと語ります。「彼女の練習風景は、私が店内で撮影してYouTubeで配信しています!」
女性のプロダーツプレイヤーとして腕前はもちろん、引き締まった体つきと真剣なまなざしの彼女は、かっこいいの一言。「プロになったここからがスタート。目標は、年18回開催される試合に15回以上の出場と、そこで上位16位以内に入ることです」と笑顔で宣言してくれました。
(まいどなニュース特約・國松 珠実)