その髪型どうなっているの? 頭に乗せたペットボトルから噴き出すコーラ…ハワイの小学校イベントが話題に
頭に乗せたペットボトルから噴き出すコーラ…アメリカの小学校などで行われるなんとも不思議でユニークな行事「Crazy Hair Day」がSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのは2017年からご家族と共にハワイで暮らしているケン・ノブヨシさん(@ken_nobuyoshi)の「今日娘の小学校は“Crazy Hair Day”です。早起きして無事準備完了です」という投稿。
先述のようにお嬢さんがコカ・コーラのペットボトルを使って長い髪をアレンジした画像に対し、SNSユーザー達からは
「可愛い。そして凄い発想力!その髪型どうやってしてるのか気になる」
「おはようございます。クレイジーヘアデイなんて日があるんだ?!ってなって調べてみたら、凄かったです笑。サーフィンやカメレオン、大人の自分でも真似したいくらいです。ブロンドで動物に仕上げてる方は、クレイジーヘアデイの写真かは分からないですが、流石に違いますよね」
「めちゃめちゃいいアイデアですね!!!優勝!!うちの娘のクラスでもこれまでに Crazy Hair Dayが2回あったんですが、メジャーなイベントだとも知らなかったです。是非!次回の参考にさせていただきまーす」
「自分が高校3年間をハワイの学校で過ごし卒業したのでとても懐かしく感じました。他にもパジャマで登校する日、クリスマスだったら、クリスマス柄の服で登校する日とか色々ありますよね。こういうのを見るとハワイに戻りたいって思っちゃいます」
など数々のコメントが寄せられている。
「Crazy Hair Day」についてノブヨシさんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):Crazy Hair Dayとはどのような行事なのでしょうか?
ノブヨシ:Crazy Hair Dayなど、面白い会型や服装で登校することはハワイ含めアメリカの学校ではメジャーなイベントです。娘の学校では年に1回の恒例行事で、一週間にわたって開催されます。他にも「パジャマデー」「ツインズデー(友達とおそろい)」「ツーリストデー(旅行者っぽい格好)」など先生方がその時その時のアイディアで指定されたお題の格好で登校するイベントがあります。中でもCrazy Hair Dayやパジャマデーは割とメジャーだと思います。またハワイに限らずアメリカではハロウィンはコスプレして登校する学校が多いと思います。
中将:初めてCrazy Hair Dayに接した時はどのように思われましたか?
ノブヨシ:初めての時は「本当に変な髪形で登校するの?」とか「本当にパジャマで登校するの?」とびっくりして職場の先輩などから情報を集めました。ちなみに初めてのCrazy Hair Dayは頭にカップケーキが乗っているようにセットしました。
生徒同士で楽しみ合うのはもちろんですが、先生もみなさん変な髪形にしているので、先生、生徒同士和気あいあいとした雰囲気になるのが親としても見てて嬉しいです。また、こういったイベントは全員強制参加ではなく、したくない子はしなくて全然OKです。先生からも子ども同士でも「なんで〇〇の髪型(格好)してこなかったの?」とかありません。やりたい子がやれる範囲でやるだけです。子どもが自分で参加、不参加を気軽に選択できますし、親の負担もないのでその点はとてもいいと思います。子供ですから気分の乗らない時もありますしね。
中将:今回の反響へのご感想をお聞かせください。
ノブヨシ:日々、生活のことを普通につぶやいているのですが、今回もいつもとかわらず普通にぱっと上げただけなのにあれよあれよと大反響になってしまったので、正直途中でとても怖くなっちゃいました(笑)。でも皆さんのリツイートやリプライが温かいものばかりだったので結果的にとても元気を頂きました。
またCrazy Hair Dayというハワイ(アメリカ)の小学校のイベントを多くの方にお知らせできたので、文化発信といいますが、そういうことに一役買えてよかったです。
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アメリカの学校には「Crazy Hair Day」をはじめユニークなイベントが数々あるようだが、それに参加しない自由も認められているというのが民主主義・自由主義の本場らしくて好感が持てる。そういった点でアメリカに比べ日本の教育機関にはユニークさも自由さも今一つ足りていない気がしてしまった。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)