作るのも食べさせるのも大変!双子の“離乳食” 「無理しないで手抜きも大切」先輩ママのアドバイス
何でも2倍の双子育児。離乳食も作るのも食べさせるのも2倍ということで、どうすればいいのか悩む方が多いようです。どうすればうまく乗り切れるか、先輩ママたちから聞いたノウハウをご紹介します。
■双子離乳食どうやって準備した?
我が家は初めての子ということもありなるべく手作りをしたいと思っていました。ですが、双子育児は育てているだけで忙しく作る時間がありません。そして消費も早い!…という悩みも。1週間分作ったはずのストックが2日でなくなるなんていうことも我が家ではよくありました。
▽離乳食づくりは子どもが寝たあとの時間を活用!大人のとりわけ…は厳しい
我が家では双子が寝た後に離乳食を作っていました。おそらく双子ではない場合、大人のご飯を取り分けたり少し多めに作ったりといった調理方法になるかと思います。ですが、我が家の双子もとりわけ程度では1日分にもならず、少し多めに作っても2~3日分にしかなりませんでした。
そのため、離乳食のためだけにキッチンに立つということがほとんど。特に後期になり食べる量が増えてくると、離乳食のためにもう1回食事作りをするということもよくありました。そのため、大人のご飯+夜に離乳食だけ作ることもあり1日に5回くらい食事の調理をしていました。
■双子離乳食どうやって食べさせた?
食べさせ方についてはお子さんの成長やおうちのスタイルなどによってさまざまな意見があります。我が家は子ども用の床における簡易的な椅子に座らせて2人いっぺんにあげていました。ですが、このスタイルでは双子妹が全く食べず。ご飯の形状なのか、味なのか…と、かなり悩み、あるとき同じ時間に親も一緒にご飯を食べたら食べるようになったという経緯から、親の食べるテーブルに子どもの簡易的な椅子を取り付け、親の食事の時間に一緒に離乳食もあげるようにしていました。
この方法、親側はかなり大変ですが子どもの満足度は高いようでそれ以降は全く残すことなく離乳食の時期を終え、2歳の現在、食べることが大好きな双子に成長しました! もしも、子どもが食べなくて悩んでいるということであれば参考にしていただければ嬉しいです。
■ほかの双子ママはどうやって食べさせてる?
他の双子ママたちは、離乳食どうやって食べさせているのでしょうか?話を聞いてみると多くのママが私も使っていた床において座れるスタイルのイスを購入して2人いっぺんにあげていたようです。ですが、離乳食中期から後期になってくるとあげるスタイルが変化してくるようです。
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▽Rさん、4歳男の子双子
中期から後期になって自分でやりたい、ご飯を持ちたいと催促するようになりました。成長を喜ばなければいけませんが、汚れや後片付けを考えると否定的になっていました。というわけで、片付けがしやすいようにお風呂場であげていました。
▽Sさん、3歳男女双子
掃除の観点から庭にレジャーシートを引いて食べさせていました。最後にレジャーシートを洗うだけなので掃除もかんたん!ただ、離乳食の時期が春から初夏という恵まれた気候のタイミングだったからこそできていたと思います。
▽Oさん、4歳女の子双子
我が子は腰のすわりが遅く、バンボなどのいすが使えませんでした。そのため、離乳食初期の頃は私が抱っこして一人ずつにあげていました。双子の片割れの襲撃によりお皿を何度かひっくり返されたのもいい思い出です。
■双子離乳食ってみんな手作り?
前述したように我が家はなるべく手作りのものを食べさせたいと思い、ベビーフードはほぼ使いませんでした。しかし、これも人によって考え方はさまざまです。他のママはどうしていたのでしょうか?
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▽Tさん、2歳女の子双子
すべて手作りを……と考えていましたが想像を絶する双子育児にダウン。1週間のうち1~2日は市販品で息抜きしました。
▽Oさん、7歳女の子、3歳女の子双子
恥ずかしながら離乳食は一度も作らずすべてベビーフードで乗り切りました。私は離乳食にかける時間を子どもの世話に使いたいと考えていたからです。現在3歳ですが、すべて手作りして食べさせた姉よりも食欲旺盛、身体の強い子に育った気がします。
■アレルギーの恐れがある食材はいつあげた?
卵などアレルギーの恐れがあるものについては平日の午前中にあげましょう!これはアレルギーが起こった時にすぐに医療機関に行けるからというのが理由で私もかかりつけの医療機関からこのように指導を受けていました。
我が家の双子は二卵性のため、片方にアレルギーが出た食材であってももう片方に必ず出るとは限らないと言われていました。
ちなみに、私のかかりつけの医療機関曰く、一卵性の双子の場合にはどちらかがアレルギー症状の出た食品はもう片方もかなりの確率でアレルギー症状が出るそうです。我が家の双子の場合、姉は卵を食べた後に大量嘔吐を2回しましたが、いずれも食後1時間後。そのため病院の午前診療がやっているぎりぎりの時間に受診していていつも肝を冷やしていました。
このことから医療機関に駆け込まず余裕を持っていけるように離乳食も余裕を持ったタイミングであげることがおすすめです。
■双子離乳食を楽に乗り切るポイントは?
双子離乳食という時期を乗り越えたわたしから双子離乳食を楽に乗り切るためにお伝えしたいのはとにかく無理をしないということです。育児書などを見ると離乳食は手作りを~と書いているものもありますし、SNSを見ればおいしそうな離乳食の写真が掲載されています。
ですが、先ほどの意見のようにすべて購入したり離乳食を活用した方もいます。全て手作りにこだわらずに手を抜くのも大切であると考えます。そしてすべて手作りしたばかりのものを与えるということはかなり難易度が高いです。そのため作り置きはどんどん活用していきましょう。私はいっぺんに作っていましたが、あいている時間に少しずつこまめにストックを作っておくのもよいでしょう。
また、炊飯器など調理器具はどんどん活用しましょう!いかに楽してご飯を作るかというところが最大のポイントです。
すぐにストックがなくなる、食べる前後の準備が大変(特に片づけ)など双子の離乳食は双子ママの悩みの種にもなっています。この頃には夜泣きも始まり、体力的にも精神的にも辛くなっているママも多いハズ。ですので離乳食がママの負担にならない程度に、市販や調理器具を活用して無理なく進めていきましょう。
(まいどなニュース/BRAVA編集部)