すごい顔…本当に猫なの!?「顔芸」が得意なのんちゃんと、個性豊かなファミリーたち
今日ご紹介するのは、スコティッシュフォールド4匹とブリティッシュショートヘア2匹の猫ファミリーです。6匹もいると個性も豊かで、ご家庭ではもちろん、診察している私たちも、楽しませてもらっています。
最初にこのお家に迎えられたティちゃん(7歳)は、1人でのんびりするのが好きな性格。そのため、6匹の中心的存在になっているのが2番目に迎えられたのんちゃん(7歳)です。
のんちゃんはとてもやさしい子で、自分の後に迎えられたららんちゃん(5歳)を始め、チャチャ君(4歳)、ベルちゃん(3歳)、きらり君(7カ月)を快く受け入れてくれました。特に、ららんちゃんが来た時には、お母さんのように一緒に寝たり、遊んだりして、今でも2人は大の仲良しです。
そして、のんちゃんには特技があります。それはなんと、顔芸です。猫用トランポリンに仰向けになり、すごい顔をしている写真は、院内の写真コンテストで見事優勝したときのものです。静止しているときのお顔とは全く違う表情で、思わず笑ってしまいます。このように、毎日いろんな表情を見せてくれるので、飼い主さんも楽しくてしかたがないそうです。
他の子たちもそれぞれが個性を発揮できるようにと、お家にはさまざまな工夫があり、まさに猫仕様のお家でみんな楽しく生活しています。
ごはんを食べるときには、写真(5匹当時のもの)のように、1列に並んでお行儀良く食べます。このフードボウルにはセンサーが内蔵されていて、首輪につけているマイクロチップにより個体識別され、それぞれの子が適切なフードを適切な量で食べることができ、食事管理も徹底されています。毎年一回の健康診断を欠かさず、今のところ健康状態は全く問題なしです。
みんなでゴロゴロ、のんびり、時には思いっきり遊び、特技で笑いを運んでくれる、明るく楽しい猫ファミリー、すてきですね。
今日もすてきな一日をお過ごしください。
◆小林由美子(こばやし・ゆみこ) 獣医師。1990年開業の埼玉県ふじみ野市「こばやし動物病院」院長。米国で動物の東洋医学、自然療法を学ぶ。治療はもちろん予防やしつけなどにも造詣が深く、講演活動も行う。ペットと飼い主双方に寄り添う診療が信頼を得ている。
(まいどなニュース/デイリースポーツ)