味噌と生姜がこんなにも合うものなのか!ラーメン刑事がハマった究極の味噌生姜ラーメンとは

 元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は年間500杯以上も平らげるラーメン通として知られる。「ラーメン刑事」のYouTubeも配信している小川氏が、当サイトにお勧めのラーメン店を紹介する。

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 今回の捜査対象店は、都内のJR日暮里駅から徒歩4分、裏路地の名店 「めん処『羽鳥』」。2014年10月21日にオープンした。1番人気は生姜ラーメン(税込850円)で、2番人気が「味噌系」のラーメン。お昼は平日、土日を問わず並んでいる。

 この店は約1年前に出会った。住宅街の裏路地にあるラーメン店。決して目立つ店構えではなく、行列がなければ見逃していたかも。こんなところに、行列のできるラーメン店が…と思い通い始めて1年になります。毎週行っている。

 1番人気の「生姜ラーメン」も美味いが、今では「味噌生姜ラーメン」(同920円)の虜になってしまった。「味噌生姜」はあっさりとした味噌味だが、コクがある。麺は、中細手揉み麺で、埼玉県の菅野製麺所の麺である。色々な麺を試し、今の麺にいきついた。スープの絡みがよい。通常の普通盛りで160グラム、大盛りは220グラム。具材は刻みしょうが・チャーシュー・味玉・メンマ・水菜・海苔。長葱。チャーシューは豚バラで、口の中で溶ける。

 店のご主人でオーナーの小俣孝弘さん(43)によると、スープにはかなりこだわっているとのこと。丸鶏はアク抜きをしたあと、6時間かける。魚介には、煮干し、ソウダガツオ、ウルメ、他には、利尻昆布など数種類の昆布を使っている。味噌は、信州味噌だけ。ブレンドはしていない。だが、この味噌が美味い。「味噌生姜ラーメン」の返しにも、若干の醤油を使っている。醤油の銘柄は聞き出せなかったが、なんと4種類の種類をブレンドしているとのこと。ガツンとくる「味噌」ではなく、まろやかな「味噌ラーメン」である。丼の中央に20グラムの「刻み生姜」が鎮座する。

 私から、1つ、食べ方のご提案を。まず、スープを1口、次に少しだけ、生姜を入れて1口、麺を絡めて1口、麺に、水菜、生姜を絡めて1口、それぞれの味に感動がある。「味噌」と「生姜」がこんなにも合うものなのか。どちらも、出過ぎず、絶妙なバランスで、本当に美味い。癖になる味というより、中毒性がある味である。

 気付くと週3回通うことも。来店すると、昼は毎回並ぶ。しかも、何度も顔を見る方々が多い。みなさん、癖になっているようである。土、日は「大盛り」又は「煮卵」のサービスがうれしい。あと、れんげ台があるのも助かる。席はカウンターのみ9席だが、今は7席で営業し、コロナ対策もしっかりしています。

 いろいろな種類のあるラーメンの中でも、特に「味噌ラーメン」は家庭の味噌汁と同じで、生まれ育った地域によって好みが全く違ってきます。でも、信州味噌をベースにした同店の「味噌生姜」は、愛媛出身の私がハマったように、万人に好まれる味ではないかと思います。

【取調メモ】

店 名・めん処「羽鳥」

住 所・東京都荒川区西日暮里 2-28-8 塩田ビル1F

最寄駅・JR日暮里駅から徒歩4分

定休日・木曜

営業時間・月曜-土曜 11時~15時、17時30分~20時

日曜、祝日 11時~15時30分、17時30分~20時

スープ・鶏、魚介、味噌など

麺・中細手揉み麺

座席・カウンター7席(従来は9席だがコロナ対策で)

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