「しっぽをギュッ」…眠そうな猫ちゃんがヘソ天ポーズのまま両足を上げてしっぽを抱きしめる動画がかわいすぎるとTwitterで話題になりました。動画には「すざましい破壊力のかわいさ！！」「自分のしっぽが抱き枕だなんて」などと多数のコメントが寄せられ、フォロワーさんたちもメロメロ。「この時のぬいぐるみがあったらほしい」「悶絶級のかわいいぬいぐるみになりそうですね」という声も続出しました。

投稿したのは、朝ご飯を食べながら猫ちゃんたちにも“ご飯”をあげる住職さんの動画で大人気の「那須の長楽寺」（＠nasu_chourakuji）さん。動画の猫ちゃんは、昨年7月長楽寺のファミリーに加わった、ハチワレ猫のたーくんです。気持ち良さそうに寝ていたというたーくんについて、動画を撮ったときの様子などを住職の奥さま・繭子（まゆこ）さんにお話を伺ってみました。

■住職さんの太ももにはまって…しっぽを抱っこする、たーくん

－－今回かわいすぎるポーズで話題になりました、たーくん。おいくつになりましたか？

繭子さん:「昨年7月、生後2カ月半のころに来ましたので。もうすぐ（5月）1歳になります」

－－動画では、住職さんのお膝に乗ってヘソ天（仰向けの）ポーズをしていますね。食後の住職さんとのスキンシップタイムですか？

繭子さん:「はい。住職が白衣で食事をすることが多く、白衣姿だとうまい具合に猫が太ももにはまるんです。代々、猫たちに住職の太ももにはまらせてヘソ天ポーズをトライさせてきたのですが、対応しない子もいました。このポーズ、たーくんと妹のこーちゃんが好きみたいで。特にたーくんが“得意”なポーズのようです」

－－たーくん、思わずシッポを抱っこしていましたね。

繭子さん:「ヘソ天にすると角度的にしっぽを抱っこできるようになるんだと思います。たーくんはしっぽが長いので、自分のしっぽで遊んだりしていると、自然と抱っこするようなポーズになるんです。そのうちにしっぽを抱っこして寝てしまいます」

■かわいすぎるたーくんの姿、「ぬいぐるみ化」は難しい？

－－あまりにもかわいすぎて繭子さんも「たーくんをぬいぐるみにしたい」とツイートされていましたが、フォロワーさんからもぬいぐるみにしてほしいとのコメントが多数寄せられていました。その後、ぬいぐるみを作ってくださる方を見つけられましたか？

繭子さん:「ぬいぐるみの制作を手掛けている業者さんに一度問い合わせをしてみたんですが、なかなか難しそうです。いろいろクオリティを求めてしまうと…」

－－それは、残念です。今後、ぬいぐるみを作ってくださる方が見つかるといいですね。ところで、たーくん。生後4カ月のころは、好奇心旺盛で食いしん坊さんだと伺いました。今は、どんな猫ちゃんに成長されましたか？

繭子さん:「たーくんは、以前と同じで好奇心旺盛な子です。だから、よく家中を“探検”します。“探検”中は、よく迷子になって…扉1枚の向こうのところでも、周りに誰もいなくなると『僕、一人ぽっちでいるよ。僕を探してくれ～』という具合に鳴くんです。すぐ近くにいるのに（笑）とってもおっちょこちょいに育っています」

－－たーくんの妹さん、こーちゃんも大きくなられましたね。猫ちゃんたちの近況もお聞かせください。

繭子さん:「まずはこーちゃん。相変わらず食に対する執着はぶっちぎりの食いしん坊です。男の子チームのまーくんとシロくんは、今や10歳の中年のおじさん猫たち。元気いっぱいの若い2匹にちょっと手を焼いているようです。我が道を行くタイプのひーちゃんは、毛繕いをするなど若い子たちの面倒を見てくれています。最年長11歳のミー子ちゃんは、少しずつ年を取るにつれてのんびり過ごすことが増えてきましたが、まだ猫社会の中では“ボス”として君臨しています」

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■玄関に透明のキャットウォークを設置、“好奇心チーム”が探検中

現在、長楽寺では玄関を少し広くする工事をされているとのこと。透明のキャットウォークなども設置され、特に「好奇心チーム」のたーくん、こーちゃんたちが探検しているとか。繭子さんは「来てくださったお客さまが、下でくつろいでいる猫をなでられたり、上で遊んでいる若い子たちの肉球を見てニヤニヤしてもらったりとくつろげる場所になればと思っています」と話しています。

（まいどなニュース特約・渡辺 晴子）