遊ぶのが楽しすぎて、押しても引いても絶対お風呂に入ってくれない…くせに、いったん入ったらずっと遊んで全然出てこない。結果、寝る時間がどんどん遅くなって…。そんな子育ての「お風呂問題」を秒で解決してくれるというライフハックが、話題になっています。コロナ禍で迎えた2度目のゴールデンウィーク5連休もあと2日。早く寝かせたい方、必見です。

　話題のライフハックをツイッターに投稿したのは、2歳と0歳の兄弟を育てるなかがわ（@nkgw_yuta）さん。その技とは…「ガチャガチャとかバスボムのおまけを100均で売ってるアイスボール作る奴で凍らせるとお風呂で溶かす」というもの。イヤイヤ期真っ盛りの2歳児も「『くまモン凍っちゃったからお風呂で助けなきゃ』で即、風呂に向かうようになった」そうです。

　リアクションも含め、可愛すぎるこのツイートには瞬く間に18万を超える「いいね」が付き、「お手軽だし、材料費もかからないですよね！考えた方、天才！」「素敵なアイデア」などの感動の声が続々と。

　なかがわさんに聞いてみました。

-そうか！その手があったか！と思いました。普段は相当苦労されておられたのですか？

「そうですねもう、説得してもムリだったり、服を脱がせてる途中でしゃがみこんで途方に暮れたり…。こんなご時世なので、外出したら風呂入れたいのに…とほぼ毎晩なってました」

-しかも2歳と0歳とは。

「ええ、むちゃくちゃ大変なんですが、0歳は『入りたくない！』とかはないので、むしろ0歳児は天使です（笑）。ただ、2人入れるのはものすごい労力なので、夫婦でリレーしてます。2歳児に、少しでもスムーズに入ってもらうためどちらと入るか毎日聞いてます！」

-この手を思い付いたきっかけは？

「バスボムって高いので、どうにかラクに作れないか夫婦で考えて、行き着きました！インスタかなにかでアイスボールを溶かしてお風呂で遊ぶ、というのを見て氷で遊ばせてたんですけど効かなくなってきたので、おまけを凍らせてみたら息子にはドンピシャだったみたいです」

-所要時間は？

「どのぐらいで凍るかは不明ですが、毎日風呂上がりに息子に仕込ませて、翌日の入浴前に取り出すので20時間以上冷凍庫に置いていますね。入浴はスムーズにいきますし、手桶に入れて浴室へ、コップでちょっとずつお湯をかけて3分くらい持ちます。溶けたら大はしゃぎで『お風呂から出て着替えたら、また凍らせよう』のひと言で長々お風呂に入らないし、着替えもスムーズなので最高です！喜んで凍らせてます」

　と、「入り」だけでなく「出」まで、完璧にお風呂問題を解決してしまったそう。さらに、氷はそのまま浴槽には入れず、キッチンから手桶に入れて息子さんが運び、「『体洗ったら助けに行こう！』と言って、先に体を洗い、手桶にちょっとずつお湯を注いでは『なぜ氷にお湯を注ぐとお湯が冷たくなるか』『なぜお湯を注ぐと氷が溶けるか』などを一緒に考えながら、氷を溶かしてます」とも。

　リプライには「GWの希望です」との声も寄せられ、「コロナ禍で行くところも制限されて親子でストレス溜まりますよね…一緒に乗り切りましょう！みなさん本当にお疲れ様です。ゴールデンウィーク、連休というよりは連続した親業の仕事がとにかく大変すぎますよね…」となかがわさん。最後に「ちなみに…私パパです」と言われ、二度びっくり。

　家事育児を含め常に「夫婦フェア」を目指しているといい「良いパパと言われたくはないんですが」としつつ、「子どもが入浴嫌がるの、本当に大変なんですよね…パパもママもきっと子育てをしてる方は、ぶつかる壁だと思います」としみじみ。「いろんな方の工夫で、みんなで力と知恵を合わせながら育児をしていけたらな、と思ってます。ママパパ問わず、子育てしやすい社会になるといいですよね」と話してくれました。

　言われたから…じゃなくて、一緒に子育てに悩んで楽しんでくれる「パートナー」が居てくれたら、何より心強いはず。あと2日。密にならないところでいっぱい遊んで、〆はコレで…！我が家もとりあえず、凍らせます！

（まいどなニュース・広畑 千春）