ドムドム攻めすぎ!ランチパックで肉を挟んだ新商品に衝撃 開発者「雷に打たれたわけではありません」
ハンバーガーチェーン「ドムドム」がまたまたやってくれました。一昨年、カニ1匹をそのまま揚げた超弩級のインパクト「丸ごと!!カニバーガー」で世間をざわつかせた同社。今度は山崎製パンの人気商品「ランチパック」をバンズがわりに使用したというのです。
■バーガー? サンドイッチ?
4月24日発売の「てりたまチキンとフレッシュ野菜サンド」。店頭ポスターには「ランチパック(たまご)をお店でこんがりとトースト♪ やわらかくジューシーなグリルチキンとたっぷりの新鮮な野菜を大胆に挟んだ、大満足間違いなしのバーガー(サンドイッチ?)です!!」とうたい文句が踊ります。
ネット上には「何この発想」「ドムドムなら納得」「ドムドム攻めてる」「どうしてこうなった」「主役が多すぎ」「近くに店舗ないけど食べに行きたい」など、驚きの声が広がっています。
発案者はドムドムの商品開発担当浅田裕介さん。「丸ごと!!カニバーガー」「丸ごとカマンベールバーガー」「はみでる!!アジフライバーガー」など話題のバーガーの生みの親です。
■頭の中は「何か違うもので挟みたい」でいっぱい
なぜランチパックで具材を挟もうと思い付いたのでしょうか。
浅田さんは「『雷に打たれて』や『ハンバーガーの試作中にたまたま手に持っていたランチパックをグルドル板の上に落として』などの面白エピソードではなく申し訳ありません」と断りつつ開発秘話を教えてくれました。
「ハンバーガーは通常、バンズといわれるパンで挟みますが、『他の何か違うもので挟めないか』といつも頭がいっぱいで、さまざまな食材が目に入っては『これで挟んだらどうなるか』となり、たくさん思索、試作をしています。その中で街や商業施設など市場調査している際、スーパーのパン売り場でたまたま目についたのがランチパックです」
「ランチパックはもともと具材が入っていておいしい商品ですが、これを使っていろいろなランチパックのそれぞれに相性の良い食材を挟むと面白い商品が出来るのでは、と考えました」
ーーランチパックをトーストした点も面白いです。
「ランチパックの片面をこんがり焼いております。焼くという工程は通常のハンバーガー作成時の工程でもあります。焼いた方が香ばしさと具材のとろっとした感じがよく出ます」
■試食ではヤマザキにも好評
ーーツイッター上で大変話題になっています。
「いつもツイッターを見ているので、高評価なのは知っておりうれしく思います。開発時の思いの『絶対おいしいヤツ』という投稿を見た時には、特にうれしく思いました」
ーーランチパックの製造メーカー山崎製パンの反応は?
「山崎製パン様の役員や社員の皆さまにも試食いただき、好評いただきました」
ーードムドム社内では?
「味は好評でした。そもそもランチパックを使ったという一風変わった商品ですので、レシピや食材の組み立ては誰が見ても絶対おいしいヤツというものに調整したこともあります。見た目や発想も面白いと、高い評価を受けました」
今回の組み合わせ以外にも、ランチパックツナ&海老アボカド、ランチパックピーナッツ&フライドチキンなど、ランチパックを使ったアイデアは尽きないようです。
期間限定商品「てりたまチキンとフレッシュ野菜サンド」は580円(税込)。6月末ごろまで販売予定。また、各地で売り切れ続出となった「丸ごと!!カニバーガー」は5月末までの販売延長が決まりました。
(まいどなニュース・金井 かおる)